アレルギー性鼻炎ー花粉症について

アレルギー性鼻炎ー花粉症について

アレルギーによって起こる病気は数多くありますが、毎年2〜4月になると社会的にも大きくとりあげられるアレルギー性の病気が花粉症です。花粉症の特徴は、その症状にあります。発作性のくしゃみ、鼻水、鼻づまりを起こすアレルギー性鼻炎で、同時に眼のかゆみ、流涙、充血を起こすアレルギー性結膜炎の症状がよくみられます。このほか、のど、耳、口、胃腸などにも症状が出ることもあります。

アレルギー性鼻炎の原因

アレルギー性鼻炎を起こす原因(抗原)には、花粉のほかにハウスダスト(家の中のほこり)があります。また、ダニ、カビ、絹、羊毛、綿布、ぬいぐるみ、人形やネコ、イヌ、小鳥などのふけや抜毛など、多数の空気中のほこりもアレルギー性鼻炎の原因になります。花粉の空中飛散は、木や草の種類によって時期が違います。いちばん問題となるのは2〜4月のスギの花粉によるスギ花粉症です。戦後大量に植林されたスギの木が、成熟期に入ったためにスギ花粉症が増えたといわれています。

また、アレルギー性鼻炎は文明病ともいわれています。戦後、日本人の食生活が著しく改善され(高たんぱく、高脂肪食)、いろいろなん病気の予防や感染症に強い体質づくりができました。半面、異種たんぱくに対する抗体ができやすくなった。つまり、アレルギーを起こしやすくなったと考えられています。また、食生活の一部として、人工栄養による保育もアレルギー性質を増やす原因になっているといわれます。これは、粉ミルクが乳児の体内に入ると、それに対する抗体が作られ、この状態が将来のアレルギー体質の基礎になると考えられているからです。さらに、大気汚染もアレルギー体質の増加に、少なからず影響を与えているようです。汚れた空気は鼻や眼の粘膜を過敏にさせ、花粉症が出やすい状態をつくります。

アレルギー性鼻炎の予防

アレルギー体質の人は、だれでも花粉症になる可能性がありますが、これは日常の工夫で、ある程度は防ぐことができます。

●抗原の除去・回避

アレルギー性鼻炎の治療では、抗原の除去・回避が重要です。花粉症では、風が強い日、雨が降ったあとの晴れた日、気温の高い日などは花粉が多く飛びますので、このような日はなるべく外出を避け、家では窓を閉めて、掃除をこまめに行うようにします。

外出時はマスク、帽子を着用し、帰宅したら家の中に入る前に、衣服についた花粉をよく払います。家に入ったら顔と眼をよく洗い、鼻をよくかみます。洗濯物を取り込むときは、よくたたいて、洗濯物についた花粉を落とします。

ハウスダストが抗原になっている場合は、家の中をいつも清潔にしておくように心がける必要があります。ダニやカビが繁殖しないように換気、温度、湿度、日当たりなどに配慮し、部屋の掃除を1日数回丹念に行います。

●心身の鍛錬

アレルギー性鼻炎は、花粉などの抗原が鼻の粘膜でアレルギーを起こし、その結果化学伝達物質が放出されて症状を起こします。この化学伝達物質に対する反応は、心因、自律神経系など多くの因子によって変化します。喘息ほど心因的要素は多くはありませんが、アレルギー性鼻炎患者は、神経質、几帳面、心配性の性格を持ち、神経症的な傾向があります。ストレスが鼻づまりをひどくすることはよく知られています。したがって、この反応性を少なくするためには、心身の鍛錬も大切です。

自律神経系の安定には、規則正しい生活を保つことが大切です。また、アレルギー性鼻炎は、冷たい風にあたったときに起こりやすいことが実験的に明らかにされています。例えば、足を冷水に入れて冷やすと症状がひどくなり、逆に足を冷水に入れて冷やすと症状がひどくなり、逆に足を温めると症状は軽くなります。乾布摩擦などの皮膚の鍛錬は、症状を少なくするとともに、鼻炎患者に多い気管支喘息やアトピー性皮膚炎などの病気に対しても有効です。さらに、適度の運動も鼻の通りをよくする効果があります。

アレルギー性鼻炎の光線治療

可視総合光線療法は、全身および局所の光線照射によって血液循環を促進し、いつもからだを温かい状態に保つことで自律神経系を調節し、鼻炎の炎症を抑え、症状を改善します。

鼻炎以外にアレルギーで起こる病気には、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などがありますが、いずれの場合も、光線治療を根気よく続けることが大切です。アレルギーによる症状を改善するためには長期間の治療が必要であるということです。鼻炎患者は、光線治療をしていると鼻の通りがよくなりますが、短期間で治療をやめてしまうと、すぐに元のように悪化してしまいます。つまり、症状が軽くなってからの治療こそが大切で、来年、再来年の症状を抑えようと思うなら、可視総合光線療法をしっかりと続けることが大切です。

♢治療用カーボン:3001ー5000番、または3001ー4008番、3005ー4008番を用います。

♢光線照射部位:両足裏部⑦、両膝部②、腹部⑤、腰部⑥(以上集光器使用せず)各5分間、左右咽喉部④(2号集光器使用)各5分間、眼・鼻部(1号または2号集光器使用)5分間それぞれ治療します。

足が冷えているときは、⑦②は各10分間と長めに照射し、さらに両足首部①(集光器使用せず)5〜10分間を追加治療してもよいでしょう。あるいは⑦20〜30分間、①②各5〜10分間のような照射でもかまいません。④の照射は、鼻炎に直接は関係ないようですが、これは、体力をつける意味で必要です。また、アレルギー性鼻炎では、喉の症状もみられますので、このようなときは④の照射が重要です。眼・鼻部の照射は、鼻炎の症状だけであれば、鼻を中心に2号集光器を使用して照射します。鼻炎と同時にアレルギー性の結膜炎がある場合は、1号集光器を使用して顔全体を照射します。あるいは、2号集光器を使用して鼻と左右眼を各5分間照射してもよいでしょう。顔への照射時間は、普通5分間で長くても計10〜15分間以内とします。

花粉症の日常対策と予防

◎天候に留意

花粉が飛びやすいのは晴れた日、空気が乾燥している日、風の強い日である。このような日はなるべく外出を避ける。

◎洗濯物に注意

花粉が飛びやすいのは洗濯物がいちばんよく乾く時間帯である。取り込むとき、よくたたいてから取り込む。

◎マスク・帽子の着用

花粉は20〜40ミクロン(0.02〜0.04ミリ)と小さく完全に防ぐことはできないが、厚めのマスク(花粉症用マスク)をする。

◎外出後は洗顔

家に入る前に衣服に付着した花粉をよく払う。ぬるま湯で顔、眼をよく洗う。できれば鼻も洗う。

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