ポリープ

ポリープ

ポリープは粘膜や皮膚表面にできる球状やきのこ状の腫瘤でからだの種々の臓器にできます。本来異常のない臓器にはポリープはできませんので、ポリープができるということは、その臓器に必ず、なんらかの異常があるということを示しています。可視総合光線療法は、ポリープの基礎となる炎症などの異常を緩和させて、ポリープを治癒させます。また、可視総合光線療法の継続は、ポリープの予防にも効果があります。

種々のポリープの原因と症状

⑴鼻茸(鼻ポリープ)

慢性の副鼻腔炎が続いていると、膿汁の刺激やアレルギー性の刺激によって、大豆大から、大きいものでは鳩の卵大のかたまりが鼻の中にできます。これが鼻茸です。多くは副鼻腔粘膜が、副鼻腔の入口から鼻腔内に、浮腫性に飛び出してきたものです。鼻茸が鼻腔内に充満すると、鼻腔を圧迫し、強度の鼻づまり、鼻声、嗅覚の減退などがみられます。また、鼻茸は鼻腔を充満して発育しますので、鼻の外観が変わることがあります。あまりにも大きい鼻茸は手術となりますが、鼻茸だけ取り除いても、また再発します。再発の防止には、鼻茸の原因となっている慢性副鼻腔炎による鼻粘膜の炎症を鎮める治療を行わなければなりません。

⑵声帯ポリープ

声帯ポリープは、声帯を酷使する仕事(アナウンサー、歌手、教師、僧侶、保母など)の人や、大声をあげて遊ぶ小児、さらにカラオケ、詩吟などで盛んに声を出す人にみられます。声帯ポリープは、声の使いすぎによって声帯の一部にかたまり(ポリープ)や結節(しこり)が生じたもので、このため声が出にくく、かすれてきます。声帯の一部がアワ粒大に肥厚した状態の場合は声帯結節といいます。声帯ポリープの原因は、発生を長く続けると、声帯内の細い血管の一部が切れて、血液成分が組織内に流れ出てポリープを形成すると考えられています。声帯ポリープは、体質とも多少関係があり、鼻や咽喉に炎症を起こしやすい人にみられる傾向があります。

⑶胃ポリープ

胃の内壁から内腔へ突出してくる腫瘍を、胃の隆起性病変といいますが、胃の粘膜からのものを胃ポリープといいます。ポリープができる原因は明らかになっていません。ポリープは、その組織の診断から、粘膜の表面が球状やきのこ状に増殖して盛り上がった「過形成によるポリープ」と、ガンになる可能性が高い「化生性ポリープ」にわけられます。通常、胃ポリープの多くは粘膜の過形成によるものであり、これは、極端に大きいもの以外は、悪性に変化することはほとんどないと考えられています。胃ポリープは通常、症状はなく、胃の検査で偶然発見されますが、このときポリープのほかに慢性胃炎(萎縮性)の所見がよくみられます。

⑷大腸ポリープ

腸の粘膜にも胃ポリープの場合と同様に、ポリープができます。ポリープは、大腸・直腸や小腸にもできますが、小腸ポリープは極めてまれです。大腸ポリープには、ポリープの80%を占める腺腫性ポリープ、小児に多い若年性ポリープ、高齢者に多い粘膜の過形成性ポリープ、炎症性ポリープなどがあります。この中で腺腫性ポリープはガンに変化することもありますが、ほかのものはその危険はありません。腺腫性ポリープもすべてガンに変わることはありません。大腸ポリープの症状は、便に血液が付着したり、排便後に血液の排出があるくらいで、自覚症状は少なく、小さい場合は無症状です。

 

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