下肢の血行障害

下肢の血行障害

下肢に血行障害が起こると、足が冷え、筋力が低下してきます。わずかの歩行で足が痛くなったり、進行すると安静時の疼痛も起こってきます。さらに悪化すれば、組織が壊疽を起こし、最悪の場合下肢切断ということも考えられます。下肢痛は、歩行障害の大きな原因ですが、切断ということになると日常生活に著しい不自由が生じ、特に老齢者の場合は精神活動の低下から、痴呆化のきっかけになることも少なくありません。可視総合光線療法によって血液循環を是正し、血行障害を改善させることは、快適に生活するためにもたいへん有意義なことです。下肢の血行障害を起こす病気には、糖尿病性壊疽、閉塞性動脈硬化、静脈瘤などがあります。

糖尿病性壊疽

糖尿病性壊疽は、糖尿病性網膜症と並ぶ糖尿病の重大な合併症です。単に血液循環の悪化ではなく、末梢神経障害(ニューロパチー)により起こります。なかでも、温痛覚の消失をもたらす知覚神経障害や皮膚の血管循環調節をしている自律神経障害が問題です。また、筋力低下や萎縮も起こるので、足底が薄くなり、潰瘍が起こりやすく、壊疽になることもあります。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症は、食生活の変化や高齢化にともない、急速な増加傾向を示しています。中年以降の男性(男女比は16:1)に好発し、主に下肢の動脈硬化症に血栓形成が加わり、動脈血行障害を起こすものです。下肢の末梢部を冷やすことによってさらに悪化し、しびれ感や脱力感をともない、間欠性跛行(休み休みにしか歩けない)も現れてきます。進行すると安静にしていても疼痛があり足の趾先に潰瘍や壊疽を起こし、最終的には下肢を切断しなければならなくなります。

間欠性跛行

歩行していると下肢全体が重くなったり、痛みやしびれが出たりして足が進まなくなってきます。しばらく休んでいるとこのような症状がなくなり再び歩くことができるようになります。病状が軽いうちは歩き始めから症状が出るまでの距離が比較的長いのですが、病状の進行とともに20〜30m程度の短い歩行で症状が出るようになります。

静脈瘤

静脈瘤は、立位における静脈血のうっ血が主な原因となって起こり、長時間の歩行、起立を要する職業に多く、特に30歳代以降の女性によく起こります。初期は、下肢に倦怠感、灼熱感などを感じる程度ですが、しだいに下肢皮膚の色素沈着、末梢血管拡張、静脈結石形成、血栓性静脈炎などを起こし、慢性静脈血行不全となり、慢性潰瘍、慢性湿疹、蜂窩織炎などを併発し、非常に治りにくくなります。静脈瘤から生じるこれらの症状を静脈血栓後遺症候群といいます。

下肢血行障害の光線治療

♢治療用カーボン:3001ー3001番、3001ー5000番、3001ー4008番、1000ー4001番、3002ー4008番を用います。

♢光線照射部位:両足裏部⑦、両足首部①、両膝部②、腰部⑥、左右下腹部、患部(1号または2号集光器使用)。

♢光線照射時間:各5〜10分間。

下肢の血管に糖尿病や動脈硬化による器質的(形態的な)変化による血行障害がある場合は、光線照射による反応で充血が強く生じて痛みが出やすいことがあります(陽性反応)。特に、この反応は治療の初期や症状が重いほど出やすい傾向があります。したがって、初めて光線治療を行うときは、まず治療用カーボン3001ー3001番の組み合わせを用いて、患部を1号集光器を使用して5〜10分間照射して、反応の有無を確認します。反応が出るときは、⑦①②⑥各5分間などの間接照射にとどめ、患部への直接照射は行いません。ある程度治療の経過(5〜10回程度)をみて、直接照射を追加していきます。反応が出ないときは、⑦①②⑥各5〜10分間、左右下腹部各5分間、患部(1号または2号集光器使用)各5〜10分間のように、初めから間接照射と直接照射を併用して治療します。

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