人間ドックと東洋医学

人間ドック

生活習慣病などについて健康状態をチェックします。最近は脳ドック、糖尿病ドックなど目的をしぼったものもあります。

西洋医学と東洋医学が連携すれば、病気の徴候が発見しやすい

人間ドックを受ける人のなかには、不定愁訴を感じている人もいます。ところが、検査では、「異常なし」になります。このようなケースは、東洋医学での未病にあたると考えられます。未病は病気と健康のあいだの状態なので、放っておくと病気になる可能性があります。

日本人間ドック学会の笹森典雄名誉顧問は「原因はわからないが、体調が悪く仕事を休む日があるけれども、なんとかやっているという人が非常に増えている。そのような人の体調に、現在の人間ドックは応えてない」と訴えます。

笹森名誉顧問は、東洋医学の視点を人間ドックに取り入れることを提案しています。未病から病気にむかう場合があるかもしれません。しかし、ジュライの人間ドックでは、それが予測できません。西洋医学では、病気の原因を、どの数値のデータが異常になっているかということから探っていきます。

一方、東洋医学は、全身の症状と体質をみて、からだの状態を健康なものに近づけようと考えます。

西洋医学と東洋医学では、病気や人間のからだに対するアプローチ方法が異なります。そこで、ひとつの人間ドックで、西洋医学的な検査と東洋医学的な検査、両方が受けられれば、より病気の徴候を発見しやすくなると考えます。

東洋医学を人間ドックに取り入れる

東洋医学的な健診の特徴は、自覚症状に重点がおかれることでしょう。東洋医学の四診の1つである問診は、従来人間ドックの問診よりも細やかで、不定愁訴をくわしく診断できます。

笹森氏が健診センター院長をつとめる牧田総合病院付属健診センターでは2002(平成14)年より、人間ドックの1泊健診を受ける人のうち、希望者に対して「東洋医学健診」を行っています。健診者の半数が受けることもあり、現在までにおよそ2000人が受診したといいます。本格的な四診のほか、吸玉療法で血の流れの状態を調べることもできます。

また、東京女子医科大学では、東洋医学の問診と切診で気・血・津液の流れを調べたり、経絡に電気を流して状態を調べる漢方養生ドックを導入しています。人間ドックに東洋医学的な健診を取り入れる機関や病院は増えてきているが、検査内容には、まだばらつきがあります。多くのところでは、健診結果を知らせるだけではなく、生活習慣の改善などのカウンセリングがていねいに行われます。

人間ドックで東洋医学健診を受ける

■舌診の役割と舌の見方のコツ

鏡で舌を見ながら説明を受け、自分でも舌診ができるようにします。

■ストレス度チェック

ツボ反応と腹診でストレス度をチェックします。

太衝の反応を調べます。

胸脇苦満を調べます。

■水の代謝チェック

ツボ反応と腹診で水分代謝をチェックします。

陰陵泉の反応を調べます。

心下部を調べ、胃内停水の有無をみます。

■瘀血度チェック

吸玉をあてて色の変わり具合から、血がどの程度停滞しているかを知ります。

■五臓の健康度チェック

背部兪穴を押して反応を調べ、五臓の健康度を知ります。

豆知識*唐の医書『千金方』には「上医は未病を治氏、中医は病みかけている者を治し、下医は既に病んだ者を治す」と書かれています。優れた医師は未病の段階で治療するという意味です。『千金方』には、昔は上医は声を聞いて判断し、中医は色をみて判断しました。下医は脈をみて判断する、と書かれています。優れた医者は患者に触れなくても診断できるという意味です。

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