可視総合光線療法の陽性反応(初期変化)について

可視総合光線治療の陽性反応(初期変化)について

可視総合光線治療は、体力をつけることを第一の目的とする治療法です。したがって、特別に大きなエネルギーを必要としないかぎりは、「1日に不足すると推定される光線量」に相当する照射、つまり、からだに15〜30分程度の光線照射をするのが効果的です。

エネルギー不足は疲れや病気の誘因になります。エネルギー不足は、日常生活の不養生(過労、夜更かし、過度の飲酒・喫煙、からだの冷えなど)によっても起きますので、日頃の養生とともにエネルギー補給を怠らないようにすれば、過労や病気が軽くてすみます。不足分を補った上でさらにエネルギーを補給すれば体力が増し、病気を早く軽快させることができます。

初めて光線治療を行うときは、陽性反応と呼ばれる初期変化に配慮することもたいへん重要なことです。以下、このことについて触れておくことにします。

陽性反応とは

可視総合光線治療を行う場合、その初期に一見病気や病状が悪化したような感じを受けることもあります。これは光線治療にともなう、からだの初期変化で陽性反応といわれ、病気の悪化を意味するものではありません。治癒過程で一時的にみられる現象と考えられ、心配する必要はありません。この反応は継続して光線治療を行うことにより消失していきます。

陽性反応にはいろいろな反応(症状)があります。比較的よくみられる症状に「疲れ」「だるさ」をあげることができます。これは治療により血行が促進され新陳代謝が活発になったために現れるもので、特に大きな病気でないかぎりこの反応は3〜7日くらいで消失しますので心配はありません。

痛みがある病気の治療初期に、治療による痛みの増強がみられることもあります。変形性膝関節症、慢性関節リウマチ、五十肩、腱鞘炎などの治療初期に痛みが強くなったり、痛くない関節まで痛くなったりするのがそれです。皮膚病のときにもこの反応がみられることがあります。なかでもアトピー性皮膚炎の治療時によくみられ、一時的に湿疹やかゆみがひどくなることもあります。また、子宮筋腫の治療時に、おりものや出血が一時的に多くなることもあります。陽性反応は、このほかにもいくつかありますが、前述したものが主な反応です。

陽性反応の原因

陽性反応は、早く治そうとして治療初期から一度に長時間治療(1回の治療が60分以上)したり、患部など集光器を使用して光線照射すべき部位を、集光器を使用しないで照射したりすることによって多くみられます。また、初めて光線治療を行う人にありがちなのですが、熱く照射することが効果的と考えて、熱いのをがまんしながら治療を行うことなども陽性反応の要因になります。陽性反応は、体力がない人、重症の人や症状が慢性的に推移した人に出やすい傾向があります。

陽性反応の予防

陽性反応を予防あるいは最小限に抑えるには、いきなり対症的な光線治療(直接照射)を行わずに、とりあえずは、体力をつけるための光線治療(間接照射)をしっかり行うことです。

間接照射を行う期間は、症状によって多少違いがありますが、1〜2カ月前後と考えておけばよいでしょう。間接照射をしっかり行った上で個々の症状に合わせた直接照射を行うようにすれば、陽性反応はあまりみられず、良好な治療を行うことができます。また、最初から間接照射と直接照射を1日あるいは2日おきに行う方法もあります。光線治療は熱く照射したからといって効果が上がるわけではありません。照射距離は、気持ちよく感じる程度で行うことが大切です。

痛む部位(関節など)を治療するときは必ず集光器を用いて照射し、痛む関節がいくつもあるようなときは一度にすべての部位を照射しないで、いちばん痛む部位を2〜3か所だけ治療し、よくなってから他の関節を治療するようにします。

●直接照射

直接照射とは、痛み、傷口、湿疹、化膿などがある場合に、その患部に直接光線を照射する治療をいいます。

●間接照射

間接照射とは、体力回復のための基礎的な治療であり、”第2の心臓”といわれる両足裏部、両足首部、両膝部、腓腹筋部、後大腿部など下半身を中心に、患部以外を照射する治療です。間接照射は血行改善による心臓・腎臓の負担軽減など、基礎体力の向上を目的とする光線治療法です。

主な陽性反応

・だるさや疲労感が出る

・関節痛が出る

変形性膝関節症、慢性関節リウマチ、五十肩、腱鞘炎など

・皮膚に発疹が出る

アトピー性皮膚炎、急性湿疹など

・排膿が促進する

中耳炎、蓄膿症、痔ろう、化膿性外傷など

・多少の発熱がみられる

風邪、慢性感染症など

・帯下(おりもの)が増加する

膣炎、子宮筋腫などの婦人病

・咳、痰が増加する

気管支炎、気管支喘息など

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