慢性関節リウマチ

慢性関節リウマチ

筋肉や関節などの慢性の疼痛(痛み)を起こす疾患を総称して、リウマチと呼んでいます。リウマチ性疾患には、関節リウマチ、リウマチ熱、変形性関節症、変形性脊椎症、痛風、筋痛(俗に筋肉リウマチ)などがあり、これらは、治りにくい慢性関節炎という共通の症状をもっています。慢性関節リウマチは、これらの疾患のなかでも中心的な疾患で、ある一定の条件を満たしているときに診断される疾患です。一定の条件とは、アメリカ・リウマチ協会が定めた「慢性関節リウマチの診断基準」をいいます。

慢性関節リウマチの病態

慢性関節リウマチの病態は、下記の通りです。

わが国では女性によく現れ、性別比は男:女=1:3〜4で、女性が80%を占め、日本では50万人くらいの患者がいるといわれています。発症年齢は、幼児から高齢者にまでわたっていますが、最もよく起こる年齢帯は20〜50歳です。女性は20歳代に大きなピークがあり、40歳代に小さなピークがあります。

前ぶれ的な症状として疲労、倦怠感、筋肉痛を訴えることがあります。また、風邪のような症状で始まり、呼吸器からの感染を思わせるものもあります。発症は、数週から数カ月にわたって徐々に各関節に症状が現れるタイプが60〜70%で大部分を占めます。急性に発症するものは8〜15%で、残りの15〜20%は、数日から数週のうちに進行する中間型です。おかされる関節には、いくつかの特徴があります。まず、末梢性といって、脊椎から離れた四肢の先端が多い傾向があり、手指、足趾は、必ずといってよいくらいおかされます。手足に症状のないものは慢性関節リウマチではないといってもよいでしょう。手足では、おかされる特有な関節があります。つまり、近位指節間関節(PIP)、中手指節間関節(MP)といった手指関節が強くおかされ、発赤、腫脹、疼痛、熱感が生じます。特にPIPでは紡錘状の腫脹がみられます。慢性に経過し、全身の関節に変化を生じます。関節の機能障害、変形、脱臼、拘縮などを起こし著しい身体障害状態をもたらすことがあります。

予後(今後の病気の経過予測)については、急性に発症したものは良好なことが多く、まだ少数の関節だけの場合も良好といえます。これに対し、肩、肘、手、膝など大関節が罹患したものは予後が悪い傾向があります。原因については、現在でもなお不明な点が多いのですが、関節リウマチの発病に免疫学的異常が関与することは明らかです。最も頻度の高い自己免疫疾患(膠原病)の一つということができます。

関節の症状

慢性関節リウマチでは、早朝から「朝のこわばり」を認めるのが特徴です。しばらく運動しているうちに、やがて楽に動くようになります。こわばりの持続時間は、リウマチの活動性の指標となります。こわばりの原因は、睡眠中に炎症組織の中に浮腫液がたまるためと考えられています。左右の同じ手首の関節、手指の関節などに症状が現れるのも特徴的です。炎症が長く続くと膝、肘、手指の関節では屈曲、拘縮が発生します。関節軟骨、さらには骨も破壊し、関節包、靭帯が弛緩したり、位置がずれたり、切れてしまったりし、亜脱臼や脱臼が生じてきます。脊椎では頸椎が著しくおかされ、頭痛や頸痛を訴え、重症の場合では頸椎間の亜脱臼を起こし、時に四肢麻痺、呼吸麻痺に至ることがあります。

関節外の症状

●リウマチ性血管炎

慢性関節リウマチでは、血管炎による症状が強く現れることがまれにあります。中小動脈の閉塞のため、レイノー現象(血行不良で手指の皮膚色が蒼白になる現象)、皮膚潰瘍、指趾や足の壊疽、腸間膜動脈閉塞などが起こり、この場合を悪性関節リウマチと呼びます。

●皮下結節

肘、膝、踵など圧迫されやすい部位には、しばしば皮下結節が生じます。外国では関節リウマチ患者の15〜20%にみられるといわれていますが、日本では比較的少ないようです。

●眼の病変

リウマチ結節による強膜炎があります。まれに角膜炎などを合併します。

●心臓、肺の病変

胸膜炎、肺線維症をみることがあります。また死後の解剖所見で心内膜、心筋層、心膜にリウマチ結節をみることがありますが、生前この診断が下されることはまれです。

慢性関節リウマチの光線治療

慢性関節リウマチは、原因についてもなお不明な点が多く、慢性に経過し、治癒させる薬もありません。こういった現状の中では、可視総合光線療法による治療が最も適している病気の一つといってもよいでしょう。この病気は女性に多く、女性ホルモンとの関係が考えられます。妊娠、出産などが誘因となって発病したり、悪化したりすることが少なくありません。可視総合光線療法は、このような体内の複雑な変化や体調を整えることを基本とする治療法で、関節リウマチの治療ともなります。早い時期の光線治療開始であれば、かなりの回復が期待できますし、からだを丈夫に保つことにもなります。

♢治療用カーボン:3001ー4008番、または3001ー5003番、4001ー6008番を用います。

♢光線照射部位;両足裏部⑦、両足首部①、両膝部②、腹部⑤、腰部⑥(以上集光器使用せず)、後頭部③(1号または2号集光器使用)、左右咽喉部④(2号集光器使用)に照射するとともに、痛む関節へ集光器を使用して照射します。

関節リウマチの光線治療上の注意は、初期は体調を整えるという意味から長時間照射を避け、40分間を越えない程度とします。治療初期に陽性反応つまり痛みが増すことが少なくありません。しかし、これは経過とともに消失しますのであせらず辛抱強く治療することが大切です。症状が軽快しても無理は控え、日常生活にも引き続き注意して可視総合光線療法を継続することが大切です。慢性関節リウマチの治療上の留意点については、次項目を参考にしてください。

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