日照量と乳ガン死亡率

日照量と乳ガン死亡率

前項で、ガーランド博士の論文を紹介しましたが、この項では再び、同博士が1990年に発表した論文を紹介します。この論文は、アメリカの87の地域において、9年間の日照量と20年間の乳ガン死亡率の関係について調査、都市化の程度やオゾン層の厚さも考慮に入れて検討したものです。この論文で公表された成績は、可視総合光線療法とも大きな関連があると思われますので、解説を加えて紹介します。

調査の方法と結果

ガーランド博士らは、アメリカにおける年間の平均日照量、乳ガン死亡率、都市化の程度、オゾン層の厚さについて、以下のような方法で調査しました。

[年間の平均日照量について]

1960年から9年間にわたるアメリカの87の地域における年間の平均日照量を、アメリカ海洋大気庁のデータから調査しました。

[乳ガンの死亡率について]

1950年から1968年までの乳ガンの死亡率について、アメリカの国立ガンセンターの統計報告から調査しました。

[都市化の程度について]

国勢調査のデータに基づき、87の地域を都市化の程度によって、次の3つに分類しました。

①都市化の程度が高い:32地域

②都市化の程度が中程度:26地域

③都市化の程度が低い:29地域

[オゾン層の厚さ]

オゾン層の厚さは、航空宇宙局(NASA)の調査したデータを使用しました。

●結果

10万人あたりの乳ガン死亡率は、アメリカ全体の平均が27.3、南部・南西部で17〜19、ニューヨーク市周辺で33と、地域によって1.8倍の違いがあります。最も高率なのは北部から北東部で、この地域は日照量が少ない地域です。日光照射が少ないこの地域は緯度が高く、最も北に位置し、さらに化石燃料の燃焼による大気汚染がひどいといっていいでしょう。

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