東洋医学の統一体観

統一体

人体の臓腑、組織、器官それぞれの機能は異なるが、生理的にはお互いに連絡しあい、五臓を中心に、人体全体で統一体を形成しています。

人体と宇宙は1つの統一体

東洋医学の大きな特徴は、人と自然を統一体としてとらえることにある。大きな統一体を宇宙と考えると、人間も自然も宇宙を構成する一つの要素になります。人体内部の組織も、1つ1つ孤立しているわけではない。連絡し、影響しあって有機的な統一体となっています。このような考え方を統一体といいます。統一体であるから、全体でみても、細こまかい要素1つ1つでみても、同じ原則が働いています。自然も人間も、さらには人体内部の組織も、同じ原則で働いていることになります。

すなわち宇宙や自然は不動のものではなく、つねに変化を続ける流動的なものです。季節は日々、移り変わる。昼から夜、夜から昼へ移り変わります。宇宙も人体内部も同じように変化します。

陰と陽がバランスをとって変化する

統一体における変化を表現するものの1つに、陰と陽の概念があります。世の中のあらゆるものを、陰と陽の2つの性質に分けて、対立する関係とします。陽は明るい、熱い、活動的という性質で、陰は暗い、冷たい、静かという性質です。

陰と陽はどちらも変化しながら、役割を交代する。陽の勢いが極まれば、陽を抑制するように陰が強くなり始めます。

陽が弱まれば陰が強くなります。陰が極まれば陽の勢いが強くなり始めます。

太陽の光が明るい真昼は、陽が極まった時間帯です。午後になると、日が沈みはじめて、陽の勢いが弱くなり、反対に陰の勢いが増してきます。夜中に陰が極まると、夜明けに向かって陰が弱くなり、陽の勢いが増します。陰と陽はどちらかに偏らないよう、バランスをとりながら変化する。しかし、どちらかが調節できる限界を超えて強くなることを偏衰という。人間のからだも、自然と同じく陰と陽に支配されていると考えられています。季節や時間などに応じて、からだの中でも、陰と陽が調整されています。たとえば、夏が近ずけば、からだの中の陽が強くなりすぎないように発汗しやすくなります。冬が近づけば、汗腺が閉じて内部のエネルギーをそとに逃さないようにして、陽が弱くなりすぎないようにします。しかし、短期間で気温が大きく変動したり、冷夏や暖房のような、からだが予測できない異常な状況になったときは、からだの陰陽の調節が間に合いません。陰か陽どちらかが偏勝か偏衰となり、病気に直結します。

四季および1日の陰陽変化

日がのぼれば陰が陽に、陽が沈めば陽が陰に変わる。夏至と真昼は陽が極まり、冬至と夜中は陰が極まっています。統一体における陰陽の変化の例に、四季の移り変わりと、夜と昼の転換があります。冬から春につれて陰は陽に、夏から秋にかけて陽が陰に変わります。

人体の陰陽の変化

人体にも陰と陽があります。健康な体は、陰と陽のバランスがとれています。陰・陽、どちらかが多すぎても(偏勝)、すくなすぎても(偏衰)、調子が悪くなります。しかし、体は自然に陰と陽のバランスをとるように調節し、健康体に戻ります。

豆知識*例えば、天、太陽、昼、外向き、運動、剛、男性、上半身は陽。地、月、夜、内向き、静止、柔、女性、下半身は陰、陰と陽は連続しており、陽の中に陽や陰、陰の中に陽と陰存在します。

豆知識*陰と陽の転換を示す図を太極図という。道教のシンボルでもあり、韓国の国旗にも使われています。青が陽、赤が陰を示します。

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