気管支喘息

気管支喘息

一般に気管支喘息は、発作性の咳、喘鳴(呼吸のたびにヒューヒュー、ゼーゼーする音)、呼吸困難を臨床症状としています。気管支は過敏性を特徴としており、刺激が加わると喘息発作が起こります。この発作が数時間続いたあと治まって、発作のないときは全く症状がないという特徴があります。喘息の原因については、アレルギー、感染、自律神経失調、精神・神経的要因、内分泌系の異常など古くからいくつかの説があります。その中でもアレルギーがかなり大きな要因をなしていることが認められます。また、アレルギー体質はからだが冷えやすいという特徴があります。

喘息の種類と症状

気管支喘息は、外的要因が明らかな外因型(アトピー型)と、原因が明らかでなく、精神的な要因や感染の関与が考えられる内因型(感染型)と、その両者が混合したと考えられる混合型に分けられます。

⑴外因型喘息

小児や若い成人が罹患しやすい喘息です。原因となるアレルゲン(花粉、食物、塵埃など)を吸い込むとアレルギー反応により、気管や気管支を取り巻く平滑筋が収縮(攣縮)し、粘膜が腫れ、気管支粘液の分泌が高まり、喘鳴、呼吸困難および呼吸促迫などの喘息の発作が現れます。これらの発作は通常の場合、突然始まり、短時間持続して治まります。そして、次の発作が起こるまでは比較的無症状です。既往歴にアレルギー性症状を有することが多く、家族にアトピー(アレルギー体質)患者がいる場合も少なくありません。

⑵内因型喘息

通常、壮年期に起こる喘息です。アレルゲンが体外から入って起こる免疫学的な要因が、喘息発作の明らかな原因ではなく、もともとからだにある原因で起こるものです。この喘息は、しばしば気道に細菌などが感染して起こり、感染型喘息に分類される場合もあります。痰と咳が著しく、慢性型になる傾向があります。

⑶アスピリン喘息

薬物による気管支喘息もあります。その中でアスピリン喘息は、アスピリン剤服用後まもなく呼吸困難が起こり、その後症状が急速に悪化するもので、しばしば鼻ポリープなどの鼻症状を合併します。

喘息の発生率は、全人口のほぼ1%前後で、人種差、地域差ははっきりしていません。10歳以下(特に5歳以下)で発症する例が圧倒的に多く、この場合男女比は、ほぼ男2:女1です。年齢とともに発症は減少してきますが、女性では30歳代に一つのピークがあります。各年齢層全体をみると男女比は、ほぼ1:1になります。喘息の最もよく起こる時期は9月から11月にかけてで、次いで、春、冬、夏の順になります。特に季節の変わり目に多く、梅雨時も秋に次ぐ起こりやすい時期になっています。1日では朝方2時から7時頃にかけて発症ないし症状が強くなる例が多いようです。喘息の症状は、発作のないときはほぼ正常人と変わりありません。発作のないときはほぼ正常人と変わりありません。発作は喘鳴と呼吸困難によって特徴づけられます。また、咳や痰の量が増えがちです。呼吸困難のときは、横になっている姿勢よりも前かがみに座って呼吸する姿勢のほうが楽です。重症の発作では、呼吸困難がさらに激しくなり持続します。さらに重症例では血液中の酸素不足により、くちびる、爪、皮膚などが紫色になるチアノーゼが認められ、意識がなくなることもあります。気象的な要因、身体的な要因、精神・神経的な要因が誘因となることも少なくありません。

喘息の光線治療

小児期の喘息は、成長とともに自然に消退することが多い(6〜8割)のですが、思春期以後に持ち越すと、長く反復を繰り返す例が多くなります。気管支喘息は慢性的に経過することが多いので、可視総合光線療法は早期から継続的に行うことが大切です。また、心因的および身体的ストレスが喘息発作の発現を助長しますので、過食や過労を避け、規則正しい生活を送ることが大切です。喘息などのアレルギー体質は冷え症をともなうので、からだを冷やさない対策も大切です。

♢治療用カーボン:3000ー5000番、または5002ー5002番、5002ー6002番を用います。

♢光線照射部位:両足裏部⑦10〜30分間、両足首部①、両膝部②各10分間(以上集光器使用せず)、肩胛骨間部10分間(1号集光器使用)、左右咽喉部④各5分間(2号集光器使用)を照射します。

●気管支喘息発作時の照射法

発作時は座位のほうが楽なので、座位でまず⑦を30〜60分間照射し、次に④を各5〜15分間照射します。

※喘息発作時は、腹部⑤への光線照射は控えます。

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