漢方薬は東洋医学の治療薬

漢方薬

何種類かの生薬を処方にしたがって配合し、主に煎じて薬液にしたものです。生薬は薬効成分がある植物などを乾燥させたものです。

植物などの生薬を何種類も配合してつくる

東洋医学の治療は、経絡やツボ(経穴)を刺激する鍼灸と飲み薬(漢方薬)をおもに処方する湯液療法の2つに分けられます。東洋医学は、紀元前200年頃の中国・漢の時代に発達しました。そのため日本では、東洋医学のことを漢方とよび、その薬のことを漢方薬とよびます。中国では漢方薬にあたる薬は中薬といいます。

日本に伝えられたあと、湯液療法は独自の工夫が加えられ、江戸時代には日本の独特の漢方医学が完成したといわれます。

漢方薬は、生薬を決まった比率で配合し、煎じて作った薬液がほとんどです。生薬とは、自然のなかに存在し、何らかの薬効成分をもつ物質のことです。生薬のほとんどは植物で、葉、根、樹木の皮、種子や果実を乾燥させ、砕いたり挽いたりしています。一般に、漢方薬は4種類以上の生薬が配合されています。漢方薬は、専門の薬局で症状を相談して購入するか、漢方外来などがある病院で処方してもらうといいです。

錠剤や顆粒になっているエキス製剤

本来の漢方薬は自分で煎じるものだが、非常に手間がかかります。そこで、煎じる必要がなく、携帯にも便利な、エキス製剤の漢方薬を使うことが多いです。エキス製剤とは、煎じた液から成分を抽出し、凍結乾燥させたもので、錠剤や顆粒状、カプセル剤があります。そのまま飲んでもよいが、湯に溶いて服用すると、吸収がよいといいます。また、漢方薬は香りにも効能があるといわれるので、湯に溶かして、香りをたたせると、より効果的だろう。

煎じ茶は高い薬効が期待でき、ひとりひとりに合わせて生薬の配合を調節することができます。煎じるには、電熱式の自動煎じ器を使うと便利です。また、生薬の成分が変質しないように、強化ガラス、ほうろう、アルミ製などのやかんか土瓶で煮つめます。面倒でも、1回で1日分の量だけを煎じます。煎じ茶は1日たつと成分が変化してしまうこともあるため、つくり置きはできません。冷めてしまったら、温め直して飲んだほうがいいです。

漢方薬は、1日2〜3回に分けて飲みます。吸収をよくするために空腹時に服用するものが多いです。食間に服用という指示があれば、食事と食事のあいだ、食後2時間ぐらいのことです。食前という指示は、食事の30分ほど前のことです。種類によっては、食後に服用することもあります。

生薬

植物が多く、葉、茎、実、根、花、樹皮などを干して利用します。そのほか、動物の角や甲ら、カルシウムやナトリウムが豊富な絋石や動物の化石、貝がらなどもあります。砕いたり、挽いたりして細かくして使います。

豆知識*葛根湯など漢方薬には「湯」がつくものが多いです。湯は中国語ではスープ類をさします。煎じることによって成分が溶け出した、いわば薬のスープという意味です。漢方薬は2000年近く前から、さまざまな処方が試みられ、すぐれた処方に名前がついて後世に伝えられました。配合される生薬名や処方の比率などをもとにして名前がつけられたものも多いです。

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