灸治療①もぐさがゆっくり燃える灸

もぐさ

ヨモギを乾燥させて、葉の裏にある白い毛を集めたものです。火をつけても高温にならず、ゆっくりと燃え続けます。

ヨモギからつくられるもぐさ

灸はもぐさをツボ(経穴)にのせ火をつけて、熱でツボと経絡を刺激します。もぐさは、ヨモギの葉の裏についている白い毛からできています。ヨモギはキク科の植物で、春の若葉は香りがよく、草餅などにして食べます。生薬としてもさまざまな効能があります。

乾燥させたヨモギの葉を細かくくだいてふるいにかけると、葉や茎の部分がより分けられ、産毛のような白い毛(毛茸)が残ります。毛茸を集めて、かためたものがもぐさとなります。細かくしてふるいをかける行程を何度も繰り返すことで、毛茸の純度があがり、よいもぐさとなります。純度が高いもぐさは、火をつけても、60℃前後にしか温度が上がらず、長い時間、一定の心地よい温度を維持できます。適度な燃焼温度でゆっくりと燃える灸の素材としては、現在でもなお、ヨモギの毛茸が最高なのです。

直接灸と間接灸

灸には、皮膚の上に直接もぐさを置く直接灸と、皮膚ともぐさのあいだに緩衝物を置く間接灸があります。直接灸のなかでも一般的なのは点灸で、米粒半分ぐらいの大きさのもぐさをツボにのせて、線香で火をつけます。燃えきったら、その上に次のもぐさを置いて、また火をつけます。もぐさが燃え尽きるまでを一壮といい、三〜五壮ほどすえます。冷えが強かったり、からだが弱っていると、まったく熱を感じないことがあり、その時には感じるまですえ続けます。

かぜなどに対して発汗させて治したい時には知熱灸が使われます。小指の頭ぐらいのもぐさを円錐状にかためてツボにのせ火をつけます。熱さを感じたらすばやくもぐさを取り去って、ツボに汗を掻かせます。

間接灸は温灸ともいいます。灸をすえるツボの上に、薄く切ったショウガやニンニク、ビワの葉などをひきます。この上に、多めのもぐさを円錐状にかためてのせて、火をつけます。ほどよい温かさになって、じわじわとツボが温まり、冷えの症状が改善されます。ショウガやニンニクが持つ薬効成分が皮膚にしみこむ効果も期待できます。和紙や紙筒の上に置くこともあります。あらかじめ筒にもぐさがついている商品も販売されており、家庭でも気軽に扱うことができます。

灸頭鍼は、鍼の柄の部分にもぐさをのせたものです。使われる鍼は6cm近くと長く、太さもやや太く、皮膚に深く刺して熱を伝え、からだの深い部分を温めます。

もぐさ

灸は、もぐさを燃やして、直接、あるいは間接的にツボに熱刺激を与えるものです。とくに冷えの症状にはたいへん効果があります。

ヨモギはキク科の植物でもぐさに適した種類のものが栽培されています。葉の裏には白く細かい毛茸がびっしりと生えています。

葉をよく乾燥させて、くだき、何度もふるいにかけて毛茸を集めます。

毛茸を集めたものが、もぐさです。

豆知識*打膿灸(だのうきゅう)は、親指大のもぐさで数壮の灸をすえます。すえたあとに刺激作用が強い膏薬を張り、化膿させて膿をとります。膿んでいるあいだは免疫系が活性化されるといわれます。打膿灸は、ぜんそくや神経痛、腫れもの除去にも使われたといわれます。化膿したあとが残るため、現在ではほとんど行われていません。弘法大師が伝えたといわれ、弘法の灸ともいいます。

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