痛風(高尿酸血症)

痛風(高尿酸血症)

痛風は、尿酸代謝異常によって起こる病気です。血液中に含まれる尿酸が異常に上昇して、関節や腎臓などに沈着し、特徴的な関節痛発作をともなう炎症を起こしたり、腎臓の機能を低下させたりする病気です。女性よりも男性に多くみられ、30〜50歳くらいに最も多く発症します。

痛風の原因と症状

痛風における血液中の尿酸は、尿酸が生成されすぎたり、または排出が少なくなり増加します。実際にはこの両者が同時に起こり増加することが多いようです。尿酸は液体に溶けにくい性質で、多くの場合、血液、尿などの体液中に尿酸塩の状態で存在しています。尿酸は腎臓で排出され、尿酸の血液中の濃度は一定であるのが普通ですが、この濃度が異常に高くなった状態を高尿酸血症といいます。高尿酸血症が続くと、からだのいろいろな部位に尿酸塩が沈着することがあります。特に沈着を起こしやすい部位は関節と腎臓です。高尿酸血症が直ちに痛風ということにはなりません。高尿酸血症を起こす原因はいろいろで、ある種の降圧剤などの長期服用でも起こることがあり、また原因不明のこともあります。そして、これらのうちの何%かが痛風を発病するわけです。高尿酸血症は、血液1dl中に、尿酸値が女性なら6mg以上、男性なら7mg以上認められる場合をいいます。しかし、尿酸値がこれ以上あれば直ちに治療を要する、というわけではありません。ただし、常に8〜9mg/dlあるようなら、治療を行ってコントロールする必要があります。臨床症状は、急性痛風発作で、突然起こることもありますが、その前に前兆となる症状がみられることもあります。発作は夜中に起こることが特徴で、多くは、片方の足の拇趾の関節に激しい痛みがあり、関節は腫脹し、皮膚は発赤して熱感があります。翌日は痛みが和らぎますが、関節の炎症腫脹は存在し、多くの場合、このような状態を繰り返します。発作が数年にわたり反復すると、関節は変形して慢性痛風に移行し、関節の運動も障害されます。疼痛発作は、1関節に起こるのが普通ですが、拇趾を侵したあとに、足関節、膝関節、手関節を侵すこともあります。拇趾に激痛のあるふくらみが現れることがありますが、これは痛風結節と呼ばれ、耳たぶ、手指、肘など他の部位に起こることもあります。痛風患者で重要なのが腎臓障害で、その一つに尿路結石があります。これは、尿酸が高濃度で尿の中に排泄されるために起こります。また、腎実質に沈着したり、尿細管に変性が起こり、たんぱく尿などの腎障害が起こって進行すると尿毒症になることがあります。

痛風

特徴 尿の代謝障害、先進国に多い

男性に多い、30〜40歳代に多い

肥満傾向

足の拇趾に起こりやすい

原因 血液中の尿酸量増加

食生活の変化

精神的、肉体的ストレスの増加

予防 太らないようにする

精神的・肉体的な疲労を避ける

尿量を多くする

タバコ・アルコールを飲みすぎない

合併症 腎機能低下・動脈硬化

高血圧・心臓病

【痛風患者の死因】

尿毒症

心臓病

脳出血

光線療法 鎮痛作用

消炎作用

利尿促進作用(尿酸排泄作用)

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