眼疾患

眼疾患

眼に光線を照射することには、ある種の抵抗感があります。これは、太陽を直視し続けることができないといった経験的な事実から、眼に直接光線をあてることでなんらかの障害が発生するのではないかという不安があるからでしょう。実際、紫外線によって角膜や結膜に炎症が生じることがあるのは、よく知られている事実です。しかし、紫外線はその波長特性から皮膚への浸透率はたいへん小さく、皮下0.5mmまでしか浸透しません。したがって、眼に光線を照射するときにまぶたを軽く閉じているだけで、眼球には全く弊害はありません。また、可視総合光線療法には有害な紫外線が含まれていませんし、太陽光線に比べても紫外線量は極めてわずかですから、安心して治療を行うことができます。

眼疾患に有効に作用する光線

紫外線は皮膚への浸透率が小さいために眼を閉じていれば角膜や網膜に害を及ぼすことはありません。ということは、眼に有効に作用することもないということです。では、眼に有効に作用するのは、どんな光線なのでしょうか。

実は、眼に有効に作用するのは、透過性にすぐれている可視線と赤外線(短波長の赤外線)なのです。これらの光線は、紫外線とは全く性質が異なり、眼に対する弊害はありません。浸透率が大きいこれらの可視線と赤外線は、角膜、眼房、水晶体、硝子体を通過して、眼のいちばん奥にある網膜に到達して作用します。

光線治療の生理作用

眼疾患における可視総合光線の直接照射ならびに間接照射としての生理作用は、次のようなものです。

●直接照射

⑴局所の血行の改善

人により程度の差はありますが、だれでも眼を酷使すると、疲れ眼や眼精疲労のような症状がみられることになります。これは、眼の内外の血行不良と視機能に関与する筋肉群の疲労によるもので、局所への光線照射により血管が拡張して血行が良好になり、外眼筋や瞳孔の筋肉群の働きが回復します。

⑵新陳代謝の促進

血行改善により、眼の内外への酸素・栄養の補給や老廃物の除去が盛んになって眼の働きは回復します。

⑶抗炎症作用と自然治癒力の強化

炎症性の眼疾患として、ウイルス性、細菌性、真菌性、アレルギー性、外傷性、物理的・化学的刺激(放射線、紫外線、大気中の環境汚染物質、酸・アルカリ腐食)などの原因があげられます。光線照射は、消炎・殺菌・鎮痛などの作用により、生体の自然治癒力を高めて種々の原因による炎症の治癒を促進します。

●間接照射

⑴全身の血行改善

眼の異常は、全身的な疾患の一症状であることが少なくありません。糖尿病や高血圧症では、眼底の異常(網膜症)をともなうことがよく知られています。眼底出血を繰り返すと失明に至ることもあります。また、自己免疫疾患でも眼症状がみられます。したがって、眼疾患の改善には、全身的な治癒力を高めることが重要であり、そのためには、全身の血液循環を良好にする必要があります。間接照射は、血行改善に有意義です。

⑵交感神経過緊張症の緩和

眼精疲労や緑内障などの病態においては、ストレスなど自律神経系の影響が病状に大きく影響します。そのため、間接照射によって自律神経系の過度な緊張を和らげることが重要です。

眼疾患の光線治療

眼疾患の光線治療は、次の要領で行います。

♢治療用カーボン:3001ー5000番、3001ー4008番、3001ー3005番などの組み合わせを用います。

♢光線照射部位:両足裏部⑦、両膝部②(以上集光器使用せず)、肝臓部(2号集光器使用)、後頭部③(1号集光器使用)、眼・鼻部(1号または2号集光器使用)各5分間が基本照射です。

●照射上の注意

眼・鼻部や左右こめかみ部(2号集光器使用)を照射するときは、まぶしいので必ず眼を軽く閉じ、照射距離は通常よりも遠めにして他の照射部位より熱くしないように留意します。また、閉じたまぶたを透して眼に入った光線が、眼のあらゆる部位に同じ強さであたるように、頭あるいは眼球(まぶたを閉じたまま)をゆっくり上下左右に動かすようにすると効果的です。

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