眼精疲労

眼精疲労

現代人は眼の疲れ、腰痛、血圧の変化(高血圧)に悩まされているといわれますが、なかでも眼の疲れ(眼精疲労)を強く感じる人が多くなっています。だれでもある程度の労働をするとからだの疲れを感じます。同様に、眼も長時間本を読んだり、テレビを見続けたりすると疲れを感じます。これは、生理的な現象で病気ではありません。このような場合と異なり、健康な人なら疲れるはずもないわずかな見るという労働で、眼が疲れてくるのが眼精疲労です。

眼精疲労の要因

最近のいわゆる情報化社会では、肉体労働から強制視覚労働へと労働の条件が変わり、そのために目にかかる負担がより多くなっています。仕事ではコンピュータ、ワープロなどによる書類づくり、家庭ではテレビはもとより、眼で操作を確かめる便利な電気製品の普及など、眼を使う機会は飛躍的に増えているといえるでしょう。

加えて、世の中のしくみが複雑になり、人間関係もむずかしくなってきて、心理的な葛藤やストレスが増え、眼精疲労はますます増加していく傾向にあります。眼精疲労の症状はいろいろですが、なかでも疲労感(眼が疲れる)、不快感(見るのがいやになる)、圧迫感や痛み(鼻のつけ根、額、眼球)などの自覚症状が多くみられます。

眼精疲労の原因

眼精疲労は、原因によって次の5つのタイプに分けられています。

⑴調節性眼精疲労

眼の調節、つまり眼のピントを合わす働きに支障があったり、その酷使に原因があって起こる眼精疲労です。乱視、遠視、老眼の初期に起こりやすく、若い人では調節衰弱が原因となることも多いようです。調節衰弱とは、眼でじっと近くを見つめていると、ピントをを合わせられなくなって、一時的に老眼のような状態になり、眼を休めると元に戻るようなものをいいます。

⑵筋性眼精疲労

眼球を動かす筋肉に、異常な負担が加わるために起こす眼精疲労です。斜視(軽いやぶにらみ)が代表的なもので、輻輳衰弱(近くを見るときに両眼の視線が寄らない)や、麻痺のために起こるものもあります。

⑶症侯性眼精疲労

眼の病気や全身的な病気に原因があって起こる眼精疲労です。結膜炎、角膜炎、緑内障などが原因となったり、妊娠、妊娠中絶、高血圧、低血圧、更年期障害、心臓病、糖尿病、肝臓病、腎臓病、自律神経や代謝の異常などの原因によるものです。

⑷不等像視性眼精疲労

左右の眼に感じる同一物体の像の大きさや形が異なることを不等像症といいますが、これが原因となって起きる眼精疲労で、特殊な検査によって診断されます。

⑸神経性眼精疲労

これは眼のノイローゼであり、神経質な人に起こりやすい眼精疲労です。ノイローゼ、ヒステリー、精神的な不安といった心の不安定な状態が要因で症状が眼に現れたものといえます。

眼精疲労の主な要因分類

分類 要因
目の機能に関するもの 遠視・乱視・斜視など調節異常がある、

結膜炎、角膜炎、緑内障など眼の病気がある

環境に関するもの 明るすぎる、または暗すぎる照明、

メガネの度数が合わない、温度刺激、化学的刺激など

全身的な疾患

体質に関するもの

過労、栄養不足、内分泌異常、脳・神経異常、高血圧症、心臓病、糖尿病、肝臓病、腎臓病、貧血、更年期障害など
心因性・精神的

要因に関するもの

心身症、神経症、不安、ノイローゼ、ヒステリーなど
その他 細かいものや動きのあるものを見続ける、

長時間コンピューター画面を見続ける、

コントランスの強いものを見続けるなど

眼精疲労の光線治療

眼精疲労は眼の使い方、眼の異常、全身の異常、心の不安定などの要因が複雑に関連して起こり、重症の人ほどこれらが悪循環しているといえます。場合によっては失明の危険や重い病気の始まりであることもありますので、単に眼の疲れと思わずに、異常な疲れを感じたら眼および全身の検診を受けることが大切です。

●眼精疲労の光線治療

眼精疲労は、眼ーからだー心ー環境というつながりをもって発症しますので、光線治療は眼だけでなく必ずからだに対しても同時に行い、体力増強にも当然配慮しなければなりません。さらに、日常生活や仕事の面でも見直しや改善が必要です。眼が疲れたときは、眼に適当な休養を与えることが大切です。

一般的な光線治療としては、次のような治療を行います。

♢治療用カーボン:3001ー5000番、または3001ー4008番、1000ー4001番を用います。

♢光線照射部位:両足裏部⑦、両膝部②(以上集光器使用せず)、肝臓部(2号集光器使用)、後頭部③、眼・鼻部(以上1号または2号集光器使用)各5分間。③を照射したとき不快感があれば左右咽喉部④(2号集光器使用)各5分間に変更します。眼・鼻部の代わりに左右こめかみ部(以上2号集光器使用)各5分間の照射でもよいでしょう。

眼やからだに明らかな異常があるときは、眼の治療とからだの治療を同時に行うことが必要です。

●眼を照射するときの注意

⑴眼や鼻など、顔に光線を照射するときは、必ず眼を軽く閉じること。眼を閉じて治療すれば、サングラスのようなもので眼を遮蔽する必要はありません。

⑵顔はほかのからだの部位に比べ、光に対して敏感な反応が出る部位です。したがって、治療初期は照射距離に注意し、本来の照射距離である「気持ちよく感じる距離」よりもやや遠めにして照射します。そして経過をみながら熱くなく気持ちよく感じる距離に調節していくようにします。熱く照射すると、気分的には早く治りそうに感じるものですが、実際には治療効果を相殺する結果になりますので、十分に注意する必要があります。

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