精と神

三宝・・気は生理的な活動を生み出します。精は気や形の類の源、神は生命活動をつかさどります。この3つはとくに大切なものなので三宝といいます。

先天の精と後天の精

東洋医学では、人のからだは大きく3つ、気の類、形の類、経絡の類にわけて考えます。気の類とは、からだを動かすエネルギーのようなものです。形の類とは、からだを形ずくるもので、臓腑、組織、器官などを指します。経路の類とは、気と血の帰り道です。経路とツボ(経穴)があります。

このうち、気の類には気・精・神が含まれます。この3つは非常に必要なものなので、三宝ともいいます。気がパワーとすると、精はスタミナ、活力源といえます。精には、先天の精と後天の精があります。

先天の精は親から子へ受け継がれる特別なもので、腎に貯蔵されます。

人体のさまざまな器官や組織を作り出し、成長させていく元となります。

親から受け継いだ先天の精が少ない子供は、小児喘息や夜尿症など、成長期に影響が出る場合があります。

後天の精は、自分で作り出します。食べたり飲んだりしたものは、脾と胃の働きで消化吸収されて、水穀の精微という栄養価値のある物質になり、それが後天の精になります。
後天の精は先天の精を補充するため、成長して後天の精が増えると、小児喘息などが治ることもあります。

五臓にある5つの神(しん)

精神や意識の状態、目や耳で感じ取る、いろいろ考える、からだを動かすなど、生命活動をつかさどっているのが神です。神がなくなれば、生命体は存在できないのです。
神は五臓の中におさまっています。心には神、肺には魄、肝には魂、脾には意、腎は志という神が存在します。
心に存在する神は、呼吸や知覚にかかわり、また、考えたり判断するなどの精神活動をつかさどる手足の動き、顔の表情も正しく行わせる。ほかの4つの神を統括する、最上位の存在なのです。
魄と魂は、無意識的、本能的な活動をつかさどります。眠ったり酔っぱらうと神の支配が弱まるために、魂が活発になって、夢を見たり、奇行がみられると考えられます。魄は本能的な行動や日常的に行う無意識な動作、注意力の持続などをつかさどります。
志は、目的をもったり、目標を決めて具体的に考えます。意は、単純な記憶や思考を組み立てます。
からだの調子がよければそれぞれの力を発揮し、滋養が足りなければ衰えます。また、存在している臓器と影響しあいます。例えば、魄が弱まると肺の機能が悪くなるし、肺が傷つくと魄が弱くなります。背中には神にかかわる重要なツボがあり、神の名が冠されています。

精は脾でつくられ、腎に貯蔵される

先天の精は親から受け継ぎ、腎に貯蔵されています。

後天の精は、飲食物の栄養分である水穀の精微

からつくられて、腎に貯蔵されています。精は、必要に応じて、腎から各部に送り出されています。

5つの神(しん)

神は、精神や意識などをつかさどります。五臓には、神、魂、魄、意、志の5つの神が存在します。これらの神は、心にやどる神(神志)が統括します。

ツボと神(しん)

背中には神にかかわるツボがあり、5つの神と関連する名がついています。

豆知識*魂は死後、肉体を離れてから天にのぼる霊のことです。肉体を離れやすい性質で、睡眠時や酩酊時に神の支配が薄れると活発になります。魂が傷つくと現実と非現実の区別がつかなくなります。

豆知識*魄の白は骸骨をさします。魄は魂とは逆に、死後も長く屍にとどまり、朽ち果てると地にかえる、肉体に密着したものであるといわれています。魂と魄を合わせて魂魄といい、霊魂、たましいを指します。

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