糖尿病とビタミンD

糖尿病とビタミンD

日光によって皮膚で産生されるビタミンDは、骨だけでなく小腸、肝臓、膵臓、胸腺、副甲状腺、皮膚、生殖器など、ほぼ全身に運ばれて生物学的作用を発揮するため、現在では、細胞のより基本的な機能を調節するホルモンとしてとらえられています。中でも、膵臓から分泌され、血糖を下げるホルモンであるインスリンとビタミンDの関係が注目されています。インスリンは膵臓にあるランゲルハンス島と呼ばれる組織で産生されますが、このインスリンが不足したり、働きが鈍った状態が糖尿病です。

ビタミンDとインスリンの関係

1980年、アメリカのノーマン博士は、ビタミンDとインスリン分泌の関係を初めて指摘しました。彼らの研究は動物実験ですが、ビタミンDが欠乏したラットにおけるインスリン分泌の低下は、びたみんDを3日間補うことによって回復することが報告されました。この報告を機会にインスリンとビタミンDの関係が盛んに研究されるようになりました。その結果、ビタミンDは、ビタミンD欠乏動物においても正常動物においても、インスリン分泌を促進することが明らかになりました。

また、人のビタミンD欠乏症でも、経口ブドウ糖負荷試験によるインスリン反応が、ビタミンDの投与によって健常者と同様のインスリン反応になることが示されました。さらに軽症糖尿病患者においても、ビタミンDを投与するとインスリン反応が亢進することが認められています。

一方、インスリン分泌は、血中のカルシウムによっても調節されています。ビタミンDは、カルシウムを増加させる働きがあるので、ビタミンDによるインスリン分泌作用は、ビタミンDがカルシウムを増加させたことによる二次的な現象である可能性があります。この可能性についても研究され、ビタミンDによるインスリン分泌機構の一部に、カルシウムも関係しているといわれています。

(I)ビタミンD欠乏状態では、血中カルシウムが減少し、膵臓のランゲルハンス島(膵臓)内のカルシウムも減少し、インスリン分泌は減少します。(II)ビタミンD欠乏状態では、ビタミンDのランゲルハンス島への作用が弱まり、インスリン分泌は減少します。逆にビタミンDやカルシウムを補うと、(I)、(II)の経路を介して、インスリン分泌は増加することになります。このようにインスリン分泌の一部は、ビタミンDとカルシウムの共同作用によって調節されていると考えられています。

糖尿病と可視総合光線療法

糖尿病は食事療法、運動療法という基本的な対策を順守し、可視総合光線療法の種々の治療効果を期待することになります。糖尿病の可視総合光線療法については、従来は血行改善、新陳代謝の促進作用、カルシウム代謝などの面から検討してきました。しかし、ビタミンD並びにビタミンDを介したカルシウム動態とインスリン分泌の関係が明らかにされてきた現在、糖尿病における可視総合光線療法の意義は大きいといえます。

糖尿病による合併症

●眼の障害(糖尿病性網膜症)

網膜毛細血管の病変で発病から10年くらいすると起こってくる。単純性網膜症から前増殖性網膜症を経て増殖性網膜症と進む。

●腎臓の障害(糖尿病性腎症)

血液を濾過して尿を作り出す腎臓の糸球体に硝子様結節や肥厚ができ、機能が低下する。その結果、体外に排出されるはずの老廃物が血液中に増えて腎機能を損う。

●糖尿病性神経障害

末梢神経障害:単神経障害(大腿骨・坐骨・腓骨神経麻痺)

下肢知覚障害(両足先や手足にしびれや痛み)

脳神経障害(複視、眼瞼下垂など)

筋萎縮(腰部や臀部の筋肉の衰えなど)

自律神経障害:食道及び胃腸障害(便秘、下痢なそ)

起立性低血圧(立ちくらみ、めまいなど)

膀胱・生殖器障害(排尿困難、残尿、インポテンツなど)

心臓血管系神経障害(頻脈など)

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