胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の潰瘍は、その起こり方や経過などは一様ではありませんが、いずれも胃液の消化作用を受けることによって発生することから、消化性潰瘍と呼ばれます。消化性潰瘍ができる原因については諸説がありますが、その誘因としてストレスが大きく関係していることはよく知られています。したがって、不規則な生活を改善し、ストレスを除去することが、予防および治療の上で、非常に重要になります。

消化性潰瘍ができる原因

消化性潰瘍ができる原因については、いろいろな説がありますが、一致した見解は得られていません。しかし、一般的には、潰瘍発生の因子を攻撃因子と防御因子の2つに分類し、これらの因子のバランスが崩れると潰瘍が発生すると考えられています。

「酸のないところに潰瘍はできない」といわれますが、正常な胃液分泌の状態では、酸が胃の粘膜を消化することは決してありません。これは、前述の2つの因子のバランスがとれているからです。しかし、これらのバランスが崩れ、胃液の分泌が多くなり攻撃力が増強するか、あるいは胃の粘膜の防御作用が低下するか、また、その両方が同時に存在するときに胃液による胃粘膜の消化が進行し、潰瘍がが発生します。この説によると、胃潰瘍は防御因子の減弱により、十二指腸潰瘍は攻撃因子の増強によって発生するとされています。

「潰瘍は脳の病である」ともいわれています。これは、潰瘍発生にストレスが大きく関与していることを示唆しています。外科手術後や重症のや火傷、または重病のときに、急性の胃潰瘍ができることはよく知られています。日常のストレスとなるものには、数多くのストレッサー(ストレスの要因)があります。熱暑、寒冷、騒音、気圧の変化などの自然現象から、家族の死亡や病気、子供の進学、就職、結婚、嫁と姑、昇進、失恋、離婚、事業の失敗、倒産、借金、病気、死への恐怖などの個人的なものまで、極めて複雑多岐にわたるストレッサーがあり、これらが潰瘍発生に大きく関係しています。

胃潰瘍は、薬物の副作用によって発生する場合もあります。頭痛、神経痛、生理痛、関節痛などに使われる鎮痛剤や慢性関節リウマチなどの膠原病、ネフローゼ症候群などに使われる副腎皮質ホルモン剤の連用による潰瘍発生はよく知られています。消化性潰瘍の主な症状は、腹痛(みぞおちあたりに集中する痛み)と出血(吐血、下血)および酸症状(胸やけ、げっぷなど)です。このほかに、潰瘍に関連して、肩こりや背中の痛み、重圧感、便秘、下痢などがみられます。

腹痛は、空腹時や夜間に現れることがありますが、このような痛みは、胃潰瘍より十二指腸潰瘍の場合によくみられます。しかし、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の診断は、症状だけでは区別できないことが少なくなく、また、胃は、潰瘍のほかにガンのできやすい部位でもあるので、正しい検査を受けることが大切です。人間ドッグや集団検診の際に発見される、無症状の潰瘍も少なくありません。また、人間ドッグや検診で潰瘍の治った痕がみつかることもよくあります。

胃・十二指腸潰瘍は、進行して難治性となると、胃穿孔による腹膜炎(幽門狭窄)、膵炎の併発などを起こすことがあります。これらのs養生には、手術など外科的治療が必要となります。近年は、細菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)が胃・十二指腸潰瘍に関与しているとの報告もあります。

消化性潰瘍の治療

胃・十二指腸潰瘍は、ストレスが大きく関係している病気ですから、その治療は、心身の安静や食事療法を含めた生活内容の改善が必要です。日常生活や仕事上のトラブルからくる精神的なストレスをできるだけ取り除き、精神の安定をはかるとともに、肉体的な負担も軽くすることが大切です。当診療所を受診される患者の病歴をみても、潰瘍の発生や悪化には、家庭内の不和、仕事上の問題や対人関係のトラブルなどが明らかに関係していることがわかります。したがって、消化性潰瘍治療のためには精神的・肉体的疲労、睡眠不足、不規則な食事、多量の喫煙や飲酒を見直す必要があり、これらの除去や改善がみられないと、たとえ光線治療やその他の治療を厳守しても、潰瘍の治癒は遅れ、再発、難治性の経過をたどることになります。

消化性潰瘍の光線治療

可視総合光線療法は、ストレスによって緊張している自律神経系を緩和させ、日常生活の改善とともに心身の安定を促し潰瘍の治癒を早めます。からだが温まることによって痛みが緩和し、睡眠も良好となり、潰瘍発生の悪循環がなくなり、自覚症状は改善されます。潰瘍は再発しやすく、再発した場合は治療に長期間を要することが多いので、根気よく光線治療を続けることが大切です。

♢治療用カーボン:胃潰瘍は、1000ー3001番、または4008ー5000番あるいは3001ー4008番を用います。十二指腸潰瘍は、3001ー4008番または3001ー6000番を用いることもあります。

♢光線照射部位:両足裏部⑦、両足首部①、両膝部②(以上集光器使用せず)各5〜10分間、後頭部③(1号集光器使用)5分間。痛みがあるときは肩胛骨間部あるいは背正中部(以上1号集光器使用)を照射しますが、痛みが強いときは、鎮痛するまで30〜60分間と長めに照射します。胃が痛いとき、上腹部(2号集光器使用)を照射することがありますが、まれに上腹部の照射によって痛みが強くなったり、動機や不快感を感じることがあります。このようなときは上腹部への照射を中止し、肩胛骨間部あるいは背正中部の照射に切り替えます。また、痛みがあるときは上腹部のほかに腹部⑤への照射も控えたほうがよいでしょう。ただし、症状(便秘など)によっては、1号集光器を使用して、左右下腹部を照射することもあります。

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