血と津液について

血の推動と蔵血

肝が血を貯蔵し、必要な部位に必要なだけの血量を配分することを蔵血といいます。

実際に血をお動かすのは心の推動です。

心は血を推動し、肝は蔵血する

血は気によって、気化、推動、固摂の3つの作用を受けています。気は、水穀の精微を材料にして血を生成(気化)し、体内を押し動かし(推動)、外に漏れ出さないようにしています(固摂)。

東洋医学では体内の臓腑を五臓六腑に分けます。五臓のうち、心と肝は血の働きに強く関わっています。

そのため「心は血をつかさどり、肝は血を蔵す」といいます。心は血を推動して、体内を循環させるポンプとしての機能があります。

心の中の血を心血といいます。肝には蔵血と呼ばれる機能があります。

蔵血には2つの働きがあります。

1つは血を貯蔵すること。もう1つは血流の量を調節することです。

からだの色々な部位は、運動量に応じた分の栄養を必要としています。栄養は血によって供給されます。

どの部位がどのくらいの栄養を必要としているかを判断して、適確に血をめぐらせます。

これが肝も血流量の調節機能です。蔵血できないと、血が溢れて出血してしまいます。

また、蔵血が足りない、つまり血が不足すると、からだのさまざまな場所が栄養不足におちいってしまいます。

肝の中の血を肝血といいます。

肝血の不足は、部位によってさまざまな症状が現れますが、そのいくつかの例をあげてみます。
たとえば、肝は目と直結しているので、肝血が不足すると、視力が低下し目がかすんだり目が疲れやすくなります。

人体や腱、筋膜も肝と強く関わっています。

スポーツの前にストレッチングをすると、血がいきわたって筋の状態が良くなるという。筋の栄養状態が悪いと、屈伸運動がしにくかったり、震えやしびれがでます。

からだをうるおす津液

食べ物や飲み物は、胃と脾で消化されて吸収されます。脾が吸収した水分が津液となって全身を循環します。

津液の循環には、特に肺の働きが大きいです。津液は口や鼻、目をうるおしてからだの外に出ます。

必要なくなった水分は尿や汗となって排泄されます。

体表面を流れる津液を五液といい、汗・涙・鼻水・よだれ・つばをさします。

また、津液は津と液に分けられます。

さらさらした水が津、ねっとりした水が液です。

液は関節や頭部の髄にたまって、関節や脳の働きを助けています。

津液は、血などではないが栄養分も含んでいます。スポーツドリンクは津液に近い状態の水分と言えます。

血の作用
肝にためられ、心によって全身に送られ栄養分を供給します。

津液の作用
肺から全身に送られて、からだを潤します。

豆知識*「気は血の師」といって、気は血に対して3つの優位な作用を持ちます。

3つの作用とは、生血(気は血を生じる)、行血(気は血をめぐらせる)、摂血(気は血を固摂する)です。

豆知識*五液は汗は心の液、鼻水は肺の液、なみだを肝の液、よだれは脾の液、つばは腎の液と捉えます。

それぞれの五臓で津液から生成されたのち、五蔵の竅に出て行きます。

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