鍼治療①治療に使う鍼の種類

管鍼法

鍼管に鍼を入れてから皮膚に立て、鍼の頭を軽くたたいて刺し入れる方法です。痛みが少なく、細い鍼を正確に刺すことができます。

もっともよく使われる鍼は毫鍼

鍼治療で使う鍼には、さまざまな種類があります。一般的に使われているのは、鍼に柄がついている毫鍼で、ほとんどがステンレス製です。長さや太さの種類はいろいろあって、鍼の部分の長さは1.5〜6cm、太さは0.14〜0.34mmのものがほとんどです。このうち、長さ4〜5cm、太さ0.2mmぐらいの鍼が、いちばんよく使われます。一般の病院で採血に使われる注射針は太さ0.8mmのものが多いです。鍼は、細くなればなるほど刺す痛みが弱くなるから、太さ0.2mmであれば、まず痛みは感じません。

日本では菅鍼法で鍼を刺すことがほとんどです。菅鍼法では、毫鍼を鍼管とよばれる鍼より少し短めの管に入れます。鍼管を左手で肌に立てて、右手の人指し指で柄の部分を上から軽くたたき、皮膚の中に鍼を挿入します。その後、鍼管を取り除き、目的とする深さまで、鍼を刺し入れます。深さは0.5〜3cmほどと、治療目的や部位によって異なります。症状に応じて、鍼をすぐ抜いたり、しばらく刺したままにしたり、動かしてツボ(経穴)を刺激する場合があります。鍼にごく微弱の低周波電流を流し、ツボや筋肉に直接刺激を与える治療法もあります。

管鍼法は、日本で生まれた方法です。鍼管で安定させられるため、日本人が好む非常に細い鍼を間違いなくツボに刺すことができます。また、直接、刺すよりも痛みが少ないです。

刺したままにする鍼、接触させるだけの鍼

ごく短い鍼を斜めに刺す皮内鍼や画びょう型の鍼を刺す円皮鍼もあります。これらは鍼の上から絆創膏などで固定し、2〜3日刺したままにして、持続的な効果をねらいます。皮内鍼の太さは0.12〜0.16mm、円皮鍼の太さは0.2mmほどと、どちらも非常に短く、刺したままでも違和感や痛みはありません。接触鍼は鍼を刺さずに、突起部分やローラー部分を皮膚に接触させたり押したりして、ツボを刺激します。子どもを治療する小児鍼として使われるものが多いです。皮膚を切開する三稜鍼は、先端が三稜に分かれた鍼です。うっ血した部分を少し切り、停滞していた血液を数滴、外に流します。スプリング式で先端を押すと鍼が出てくるものが使われます。

現在では感染症を防ぐため、使い捨ての鍼が使われることがほとんどです。なお、中国や韓国では日本の鍼よりも太いものが使われます。また、菅鍼法ではなく、手に持った鍼を直接皮膚に刺します。

毫鍼と鍼管

日本の鍼治療では鍼に柄が付いた毫鍼を鍼管を使って刺す方法が多いです。最近は使い捨ての鍼がよく使われます。

刺したままにする鍼

■皮内鍼

皮内鍼をピンセットで持ち、約15度の角度で皮膚に刺し入れる。→指に刺さった部分を押して、皮内鍼の下に固定用の小さなテープを入れる。→全体を絆創膏やテープでおおって保護する。2〜3日、刺したままにする。

■円皮鍼

画びょうのようなかたちで、突き出した鍼の部分は数ミリしかない。→そのまま皮膚に刺して絆創膏やテープでおおって、2〜3日、刺したままにする。円形の絆創膏に円皮鍼がついている製品を使うことが多い。

接触鍼

皮膚に刺さる鍼はないです。ツボや経絡をなでたり、こすったりします。子供のツボ治療に使われることが多いです。

■三角鍼

■バチ鍼

■ローラー

三稜鍼

先を押すと、三角錐のかたちをした鍼がでてきます。鍼で皮膚を少し切って、停滞していた血液を出します。

豆知識*管鍼法は江戸時代に鍼を刺すのが下手だった杉山和一が考案しました。転んだ際、竹筒に入った松葉がからだに刺さりました。そこで、鍼を管に入れて刺すとうまく刺せたのが管鍼法の始まりです。古代中国では、最初の鍼は石でつくられていました。その後、鉄や金、銀などの金属製の鍼ができました。現在はステンレス製が多いが、金や銀製だとひびきがおだやかといわれています。

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