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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

⑮五臓|心・肺・脾・肝・腎 Part2

◎脾
ー運化(うんか)・昇清(しょうせい)・統血(とうけつ)をつかさどる

東洋医学では、脾は、消化・吸収を調節する臓器である。飲食物(水穀)から、栄養分(精微)をつくりだし、全身に送ることを、水穀の運化という。消化と吸収自体は小腸と胃が行うが、それは脾の運化機能で制御される。また、体の中で余った水分を肺と腎に送り、汗と尿として排泄させるのも運化機能である。脾は、さまざまなものを上に持ち上げる機能(昇清)も持つ。昇清によって、栄養分をからだの上のほうへのぼらせる。さらに、内臓が落ちないようにもちあげていると考えられる。また血が血管の外に漏れ出さないようにしている統血という機能も持つため、脾が弱ると出血しやすくなるといわれる。脾と結びつきが強いのは、よだれ、(唾液)と肌肉(筋肉)、口と唇である。筋肉がやせてきたり、唇の色つやが悪いと、脾が弱っていると考えられる。脾が悪くなると、味覚にも影響し、口が甘い、苦いなどの異常があらわれる。

◎肝
ー気機を調節し蔵血(ぞうけつ)する

東洋医学では、肝は全身の気と血の動きに関わる機能をもつとされている。肝は気が広がって移動していく疏泄とよばれる機能をもつとされている。肝は、気が広がって移動していく疏泄(そせつ)とよばれる機能をもっている。気は、体内をのぼったり、おりたり、組織に入ったり出たりしているこのような気の動き(気機)を肝が調節している。肝の調子が良ければ、気の動きもスムーズになる。気の動きが正常であれば、血も正常に動く。脾と胃の消化吸収も気の動きによって促進される。イライラする、うつうつする、怒るなどの感情も気の動きとかかわっている。さらに、肝は血を貯蔵し、からだのどの部位がどのくらいの血量を必要としているかを判断し、適度な量の血を供給する機能(蔵血機能)を持つと考えられる。肝と強い結びつきがあるのは、筋(腱・靭帯など)、爪、目である。肝に異常があると、涙の量が変化したり、筋に力がなくなったり、爪がでこぼこに変形することがある。

◎腎
ー蔵精(ぞうせい)・主水(しゅすい)・納気(のうき)をつかさどる

腎は蔵精といって精をためておく機能がある。精は人体の各種機能を支える基本物質である。腎の中の精は、性徴、発育、生殖に深くかかわり、同時に生命活動の源となる。また、全身の水分の代謝を調節する主水という機能もある。正常な状態では、水分は胃に入り、脾によって肺に運ばれ、そこから全身に行き渡り、汚れたら汗と尿になって排泄されると考えられる。腎が水分の収集・排泄のバランスを調節している。肺が吸い込んだ気を腎におさめる働き(納気)も行っている。納気することで、肺は次の新しい気を吸い込むことができる。健康法でよくとりあげられる腹式呼吸は、納気作用を鍛えて、腎を活性化すると考えられる。腎がよく働けば、腎の中の精気も充実してくる。腎と強いつながりがあるのは、耳と二陰(外生殖器と肛門)である。年をとって耳が遠くなるのは、腎が衰えてくるからだといわれる。

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