Blogブログ

長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

(31)慢性関節リウマチ治療上の留意点

慢性関節リウマチは、女性に多い自己免疫疾患の一つです。原因不明で、経過は一定ではありません。治療によって症状が軽快しても全治とはいわずに、鎖静したとか緩解したという表現を用います。したがって、治療の主な目的は、病状の進行を遅らせ、日常生活が少しでも円滑に行えるようにすることにあります。

慢性関節リウマチの経過

慢性関節リウマチの患者は、日頃、運動量の極度に少ない低運動生活に陥っている場合が少なくありません。これは運動によって炎症がさらに悪化し、関節の腫脹や疼痛(痛み)が現れるのを恐れるためです。元来、筋肉、骨、関節などの運動器は、運動することによって、正常の生理機能や新陳代謝が円滑に営まれる器官です。したがって、長期にわたる低運動生活は、末梢の循環不全と運動器の栄養障害を助長するばかりでなく、このような環境では、自然に備わった生体の組織修復力も有効に働かないことになります。一方、全身の消耗性疾患であるリウマチは、患者の精神的負担も大きく、その結果、うつ状態が現れることも少なくありません。病状の程度の強いもの、病歴の長いもの、病状が進行しやすいものなどが、うつ状態に陥りやすい傾向にあります。これは、性格的な要因のほかに、疾患に対する不安感、病状の進行に対する恐怖心、治癒へのあせり、苛立ちなどによって現れると考えられます。慢性関節リウマチの経過は、およそ3つの型に分けられます。約50%は2年以内に緩解し、10%前後は寝たきりあるいはそれに近い状態になり、残りの40%はその中間をたどるといわれます。

全身的な総合治療の重要性

リウマチ患者、特に中年以降の患者は、高血圧や心臓病などの生活習慣病(成人病)を合併することが少なくありません。したがって、慢性関節リウマチは、局所の関節の治療だけでなく、全身的な治療をすることが重要になります。そのためには、内科医、整形外科医、リハビリ医、精神科医、看護師、理学療法士、作業療法士、ソーシャル・ワーカー、保健師などの参加が必要となります。しかし、わが国には、これらの中心になる専門のリウマチ医がまだ少ないのが現状です。

自分でできる治療

慢性関節リウマチは、自分自身で行う治療も重要になります。運動療法、食事療法がそれです。
運動療法
運動療法は、障害された生体や組織がもっている自然の修復力を引き出し、損なわれた運動機能の再建を図るために、重要な役割を担うものです。しかし、慢性関節リウマチは全身の病気なので、病気の時期を考慮しながら、安静とのバランスをとるようにしなければなりません。急性期は、全身の安静、関節局所の安静、および精神の安静の3つの安静が必要です。慢性期は、薬だけに頼ってあまりに長期間安静にしていると、関節を動かす筋肉の拘縮が起こり、廃用性萎縮を招くことになります。筋肉を萎縮させないためには常に運動し、筋肉に運動刺激を与えることが大切です。
食事療法
消耗性疾患である慢性関節リウマチは、食事療法も大切です。この病気に特別の食事療法はありませんが、栄養不足はリウマチの症状を悪化させる結果になります。高たんぱく、高カロリー、高ビタミンのバランスのよい食事に配慮する必要があります。ただし、肥満は関節の負担を大きくし、治りを悪くしますので要注意です。骨の障害を予防し、骨を強化するために、カルシウム不足にならないようにし、同時にカルシウムの吸収を助けるという面からも、可視総合光線治療法は役立ちます。やせ型のリウマチ患者は経過がよくないので、このような患者には、特に食事への配慮が必要です。

さくら鍼灸整骨院
長崎電気軌道(路面電車) 新大工駅より徒歩1分
〒850-0015 長崎県長崎市桜馬場1-8-3泉田ビル1F
☎0120-396-491 
(午前)8:00~11:30(午後)14:00~19:00
※土曜日は午前まで ※日曜日・祝日休診
健康保険・労災保険・交通事故による自賠責保険

◆目次一覧(1~106)を見る◆

(30)慢性関節リウマチ <<

>> (32)変形性股関節症

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事