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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

虚証と実証

虚実とは・・・一般用語の虚は「足りない、少ない」、実は「余分、多い」の意味。虚証と実証は病気の状態、つまり正気と邪気の抗争状態を示す。

正と実言正とは1可か?病気が進む過程は、邪気と正気のたたかいの様相ともいえる。実証は、正気は衰えていないが、邪気の勢いが強いためにおこる病気である。正気と邪気の両方が強いと、たたかいは非常に激しいものになる。たたかいが激しいので症状が急性にあらわれて重いものとなり、病気の人にとってはたいへんな苦痛となる。しかし、正気が衰えることなく、そのまま邪気を抑えこめば、症状は治まる。実証の症状は、激しいが短期間で決着がつくといえる。実証は、風邪や暑邪などの外邪による病気の初期や中期、からだの中で、気・血・津液が停滞したときにみられることが多い。たとえば、かぜをひいたときに、高い熱がでてからだの節々が痛むのは実証といえる。虚証は、正気が衰えているためにおこる病気である。正気が弱っており、邪気も弱いときは、両者とも弱いので、たたかいは静かである。からだにも強い症状はでないが、決着がつかないために、症状は長引く。正気が虚しているので、なかなか回復せず、慢性化しやすい。

邪気と正気のうつりかわり正気と邪気が強くなったり、弱くなったりと盛衰をくりかえすことを、邪正盛衰という。病気を発症した当初、実証であったものが適切な治療を受けなかったり、病気が長引いたりして正気が弱くなると、虚証に変化することがある。また、もともと虚証であったものが、適切な治療により正気が回復して、邪気とのたたかいが激化すると実証に変化し、症状が強くなるが、やがて邪気を抑えこむことができて快癒することもある。病気にはさまざまな過程があるので、邪正のたたかいも虚証か実証のどちらかに限定したかたちで出現しない場合も多い。虚実挟雑証は、虚証と実証が同時に存在する状態をいう。たとえば、牌虚(虚)のために津液が停滞して湿(実)が発生しているような場合は、牌虚という虚の状態と湿の発生という実の状態が同時に存在しているので、虚実挟雑証ということになる。このような場合は牌虚による倦怠、無力感、息切れ、食欲不振、下痢といった症状とともに、湿による上腹部のつかえ、膨満感、吐きけ、舌苔厚風(舌苔が厚くなって舌本体がみえない)といった症状がみられる。八綱弁証のなかでも、虚証と実証の決定は、治療法を決めるのに欠かせないポイントとされている。

豆知識①韓国のテレビドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」に、流産した皇后が回復せず牢脈と診断されたが、じつは散脈であったというエピソードがある。牢脈は深いところで触れる実脈。

実証

衰えていない正気と勢いが強い邪気が、激しくたたかっている状態。正気が邪気を抑えれば、回復する。

虚証
正気が衰えている状態。邪気に侵入されやすい。侵入されたときには、治りにくい。3つのパターンがある。

邪正盛衰
病気が進行したり、治療が行われると、邪気と正気の強さが変化する。正気が弱くなったときに適切な治療を受けないと、からだが邪気に負けてしまう。適切な治療を受けると、正気が回復し、邪気を抑えこむ。

豆知識②
散脈は浮いた脈で押すと消える。気血の消耗と陰血不足を示し、とくに分娩直前にみられる。流産したのに、まだ散脈があるのは、体内に胎児が残っているのではないかと推測された。

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