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<雑誌掲載>連載コラムVol.16 かゆみを止める

砂糖、化学調味料はかゆみの原因

かゆいかゆいかゆい!かゆみ(痒み)止めを塗っても、かいてもかいてもおさまらない!もしかしたらそれ、砂糖や化学調味料が原因かもしれません。
全ての痒みの原因というわけではありませんが、砂糖や化学調味料が原因となっているケースが多いです。

化学調味料にもさまざまありますが、味付け粉として使われ、食品表示でよく見られる「調味料(アミノ酸等)」という化学調味料をその代表格としてここでは扱っていきます。また完全な医学的見地からの裏付けを元に書いているわけではなく、経験と考察からこういうメカニズムで起きているのだろうという考えと推察で述べています。

 さて砂糖や化学調味料を摂るとどうしてかゆくなるのか。砂糖や化学調味料は口にすると、一旦血中に取り込まれますが、体内で処理できる量を超えると、処理できなかった分は毛細血管へ運ばれ毛穴や肌から捨てられようとします。たくさんの汗をかいて毛穴から汗と一緒に排出することができれば、痒みはごく短い時間の一時的なものですが、そうでない場合には肌の表層あたりに痒みの原因となる物質が溜まり痒みが持続します。


 人によってその排出する出口には傾向があり、頭皮や髪の生え際、おでこ、背中、乳首周り、お尻、足、手、腕、太ももなどから出ることが多いです。頭皮から出るとそれはフケとなり、髪の生え際やおでこから出ると赤く膨れ上がったようになることもあります。他にも出方は様々ありますが、体に溜まっている砂糖や化学調味料が多ければ、かきむしったあとにできたかさぶたが治らない状態が続いたり、汗をかいた後に赤く湿疹が出たりすることがあります。それも痒みの原因物質を出し切るつもりで汗をかくことを続けていれば次第に起きなくなり治っていきます。多くの人が痒みを虫に刺されたとか、アレルギーだとか、はたまた何となく痒いだけということで済ませがちですが、原因がわかればその痒みは止めることができます。

痒みを止める方法1

1.砂糖と化学調味料(調味料(アミノ酸等))を一切取らない。

2.半身浴を日課として習慣的に汗をかく。

<1についての補足>砂糖は白砂糖以外の黒糖やキビ糖等でも、またはちみつも全て痒みの原因となります。果物は問題ありません。ですが、果糖液になると痒みの原因となります。区別の仕方は抽出や精製されたものか、食材の中に含まれているままの形なのかがポイントです。はちみつはこの区分では例外になりますが、痒みの原因となります。料理に使う砂糖はどうか。多少なら許容範囲ですが、長崎の人が料理に使う砂糖の量は尋常ではないということをまずは自覚していただき、今までの味付けとは変わってしまいますが、砂糖はほとんど使わなくても美味しい料理を作ることはできるので、砂糖の量はほぼゼロにする気持ちで使われてください。「調味料(アミノ酸等)」は身近な例でいうと味付け塩こしょうや、スープの素などに入っています。

2について、運動やサウナでたくさんの汗をかくことでも大丈夫です。ですが汗を かくような運動の習慣がない方は半身浴のほうが続けやすい思いますのでおすすめです。

私は18歳頃から頭や体がすごく痒くなるようになってしまいました。その原因が砂糖や化学調味料だと気づいたのは数年が経ってからでした。当時、汗をかくような運動をしない生活の中で、甘いものや化学調味料で味付けされたものを特に好んで食べていました。水を飲むならどうせなら甘い飲み物を、お菓子やパンを食べるならどうせなら砂糖がまぶしてあったりチョコが練り込んであったりするものを。今では痒くなるのが嫌なので、基本的に砂糖や化学調味料は一切取らない生活をしています。たまに取ることもありますが、それくらいであれば許容内で平気です。痒みのない体が快適なので、砂糖などを制限することに我慢をしているという窮屈さはなく、楽に続けられています。

ぜひ今日からやってみてください。すぐに変化を感じられますよ!

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