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<雑誌掲載>連載コラムVol.33 食べていいもの食べてはいけないもの

私が食べているもの

私は治療の一環として食べ物のことをよく口にします。それで食べてはいけないものを挙げると、患者様は食べるものがないと困った顔をされることもしばしばで、患者様からは先生は一体何を食べているのですか?と尋ねられることがあります。

食べてはいけないものの理由や共通点などを理解すると、苦なく食材を選ぶことができます。

大したものではなく恥ずかしさもありますが、今日は私の食べているもの、食べないようにしているものを一挙に紹介します。

主に食べているのは米で、一回の食事量の7割程度は白米です。肉は豚肉か鶏肉を摂ることが多いです。牛肉や他の肉を摂ることもあります。下味がつけてある肉が売られていたり、焼肉店でも漬け込みの肉があったりしますが、それらは防腐剤が多く使われているので食べません。

野菜は消化に悪いものと残留農薬を摂ってしまうことを避けているので、葉物の野菜は自宅では摂りません。外食で出てくる分はあまり気にせず摂ります。野菜は葉物を取らないだけで、実の方は当たり前に摂ります。実とは玉ねぎやトマト、ナス、大根、かぼちゃなどです。根菜というわけではありません。マクロビオティックなどでは根菜が良いとされていますが、その考えではありません。根菜でも茎にあたるものは肥料や農薬を多く溜め込んでいます。実でも残留農薬も多少はあると思いますが、多少は許容だと思って摂っています。

シメジやエノキなどのきのこはよく使います。わかめやもずくなどの海藻もよく摂ります。

私は果物もよく食べます。ただし、農薬を多く含むものもあり、食べすぎると実際に中毒症状が現れることもあります。果物の皮は剥けるものは必ず剥いたほうがいいです。特記するなら輸入柑橘類(レモン、オレンジ等)に使われている防カビ剤は摂取しないようよく注意してください。バナナは実に農薬が多く蓄積しているので注意が必要です。

続いて調味料に関してです。「調味料(アミノ酸等)」が入っているものは使いません。味付け塩コショウがこれに当たります。使う調味料は、塩、こしょう(それぞれ単独のものを使います。)スパイス類、化学調味料不使用の鶏ガラスープの素などを使います。砂糖は私は使用しませんが、多すぎなければ使われてもいいと思います。肌のアレルギーがある方は砂糖を控えるといいでしょう。

外で買う食品で気をつけるのは、以下が使われていないこと。

植物油脂、マーガリン、ショートニング、防腐剤、発色剤(これらについては実際の薬品名をネットで調べてみてください。すぐに覚えられると思います。)乳化剤についてはケースバイケースですが、油脂加工品は一切取らないようにしています。

以上を踏まえて、私が作る料理、気をつける基準などをお伝えします。

豚肉(または鶏肉、魚)、玉ねぎ、きのこ、塩、黒こしょう、しょうが、味噌、スパイスのクミン、(化学調味料不使用の)鶏ガラスープの素と豆板醤、トマト缶を使って料理しています。砂糖はほとんど使用しません。

私は同じ料理を繰り返し食べても飽きないタイプなので、似た料理ばかりになるのですが、毎回同じものを食べることによって、いつもと違うものを食べた時に、もし体調が悪くなった場合に、その原因となった食品を推定しやすくなるというメリットがあります。

外食するときにはあまり気をつけませんが、明らかに防腐剤や味付け塩こしょうの粉が多く振りかけているようなものは周りには伝えずこっそり避けています。

現在の食の安全というのは、O-157などの食中毒から国民を守るという方針で進められて来ました。それは間違っていないと思います。ただ個人を見ると、体に悪い食品を摂り続けてもそれを本人が気づきにくい社会でもあると思います。

一方で体に悪い食品などはこれまで多くのメディアで取り上げられてきたし、地域にもそれは体に悪いよと教えてくれる方もたくさんいらっしゃったはずです。

それでもなお食品に何が使われているか気にしないという人が多く、商品棚に並ぶ加工品は気にしていないものが大半を占めます。つまり国民全体で見ると気にしないという人の方が多いということです。

そんな中、食べる人の健康を思って食品作りをしていらっしゃる企業や人もたくさんおられ、実際に私たちは選べば、どこのスーパーでも健康な食品を手にすることができます。

100点満点の食事は私もできていませんが、70,80点ぐらいの食事ができていれば良しとしていいと思います。私たちが口にする食事は勝手には健康なものだけにはなりません。健康になりたい人から自分で食品を選んで、健康を手にしていってください。

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