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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

(60)膀胱炎

膀胱炎は、ほとんど尿道から侵入した細菌が膀胱内で繁殖し、そのために起こる膀胱粘膜の炎症です。尿路の病気としては最も多いもので、特に女性に多くみられるのが特徴です。女性は、尿道と肛門が近接しており、しかも尿道が男性に比べて著しく短いために細菌が膀胱に侵入しやすいのです。膀胱炎には、急性膀胱炎と慢性膀胱炎があります。急性の場合は女性にみられることが多く、単純性膀胱炎がその大半を占めます。

急性膀胱炎

膀胱は、尿道を介して外界と接しているので、細菌は容易に膀胱内に侵入します。特に女性の場合は尿道が短いので、いっそう侵入しやすいはずですが、実際に膀胱炎になる人は少ないようです。これは、膀胱に自浄作用(感染防御機構)があるためです。健康なときは、排尿の際に侵入した細菌はきれいに排除されます。しかし、過度に排尿をがまんしたりすると尿が停滞して、侵入した細菌が膀胱内で増殖を始めます。膀胱炎の原因菌は主に大腸菌ですが、不明な場合も少なくありません。風邪などで体力が落ちたり、からだが冷えたりすると自浄作用が低下し、発病しやすくなります。時には性交後に発病することもあり、新婚女性の膀胱炎は、「ハネムーン膀胱炎」と呼ばれます。膀胱炎の症状は、次のようなものです。
(1)排尿痛
排尿の終わりに、尿道の深部に痛みや不快感があり、排尿後に残尿感があります。
(2)頻尿
膀胱が過敏になり、少量ずつ1日何回も排尿します。また、夜間に頻尿が起こるため、睡眠が妨げられます。
(3)尿の混濁
膀胱粘膜の炎症により、白血球、赤血球、細菌などで尿が混濁します。血尿がみられる場合もあります。これら3つの症状がそろうのが典型ですが、必ずそろうというわけではありません。一般的に、膀胱炎では発熱はあまりみられず、発熱がある場合は腎孟炎や腎孟腎炎の可能性が考えられます。

慢性膀胱炎

膀胱炎の症状が長引いたり、再発を繰り返す場合は、単純な膀胱炎ではなく、次のような異常が原因になっていることがあります。尿道狭窄、膀胱結石、前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺ガン、膀胱憩室、尿路結石、腎臓の病気、子宮手術時の膀胱損傷、カテーテル留置、膀胱の神経が麻痺する神経因性膀胱など、これらは、難治性膀胱炎と呼ばれています。また、慢性の経過をたどる原因として、膀胱尿管逆流現象がみられることも少なくありません。膀胱にたまった尿は、正常な状態では尿管や腎臓のほうへは逆流しません。しかし、いろいろな異常により尿管口の弁の働きが十分に果たせなくなると、膀胱内の尿が尿管内に逆流します。このため、膀胱炎を繰り返すだけでなく、腎孟炎や腎孟腎炎を発症させる危険があります。内科の病気では、糖尿病が膀胱炎を起こしやすくします。糖尿病があると尿の中の糖分が多くなり、細菌が住みやすい状態になります。同時に、糖尿病の人は細菌感染に対する抵抗力が弱くなっているため、膀洸炎が起こりやすく、繰り返しやすいのです。また、糖尿病による神経の合併症として神経因性膀胱が加わると、いっそう膀胱炎が起こりやすくなります。女性では、子宮頸部炎、膣炎があると膀胱炎は慢性化しやすくなります。膀胱炎は、骨盤内が充血すると、症状が悪化したり、再発を繰り返したりしやすくなります。また、膀胱そのものに膀胱炎を治す働きがありますので、日常生活では、からだを冷やさないこと(特に下半身)、長時間尿意をがまんしないこと、水分をよくとり尿量を多くすることを心がけることが大切です。女性は陰部を清潔にしておく必要がありますが、入浴はよくないので、シャワーを浴びる程度にします。食物では、コーヒー、こしょう、カレー、酒類などの刺激物は骨盤内臓器の充血を促しますので、極力避けるようにします。なお、再発を繰り返す場合は、詳しく検査を受け、原因となるものがあるかどうかはっきりさせることも必要です。その原因によって手術など、他の治療法を考えなければならない場合もあります。

さくら鍼灸整骨院
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