長崎市で本格的な東洋医学の鍼灸治療を受けられる鍼灸整骨院として定評があります。

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東洋医学コラム

60鍼治療①治療に使う鍼の種類

管鍼法:鍼管に鍼を入れてから皮膚に立て、鍼の頭を軽くたたいて刺し入れる方法。痛みが少なく、細い鍼を正確に刺すことができる。

もっともよく使われる鍼は毫鍼

鍼治療で使う鍼には、さまざまな種類がある。一般的に使われているのは、鍼に柄がついている豪鍼で、ほとんどがステンレス製である。長さや太さの種類はいろいろあって、鍼の部分の長さは1.5~6cm、太さは0.14~0.34mmのものがほとんどである。このうち、長さ4~5cm、太さ0.2mmぐらいの鍼が、いちばんよく使われる。一般の病院で採血に使われる注射針は大さ0.8mmのものが多い。鍼は、細くなればなるほど刺す痛みが弱くなるから、太さ0.2mmであれば、まず痛みは感じない。日本では管鍼法で鍼を刺すことがほとんどである。管鍼法では、豪鍼を鍼管とよばれる鍼より少し短めの管に入れる。鍼管を左手で肌に立てて、右手の人さし指で柄の部分を上から軽くたたき、皮膚の中に鍼を挿入する。その後、鍼管を取り除き、目的とする深さまで、鍼を刺し入れる。深さは0.5~3cmほどと、治療目的や部位によって異なる。症状に応じて、鍼をすぐ抜いたり、しばらく刺したままにしたり、動かしてツボ(経穴)を刺激する場合がある。鍼にごく微弱の低周波電流を流し、ツボや筋肉に直接刺激を与える治療法もある。管鍼法は、日本で生まれた方法だ。鍼管で安定させられるため、日本人が好む非常に細い鍼を間違いなくツボに刺すことができる。また、直接、刺すよりも痛みが少ない。

刺したままにする鍼、接触させるだけの鍼

ごく短い鍼を斜めに刺す皮内鍼や、画びょう型の鍼を刺す円皮鍼もある。これらは鍼の上から絆創膏などで固定し、2~3日刺したままにして、持続的な効果をねらう。皮内鍼の太さは0.12~0.16mm、円皮鍼の大さは0.2mmほどと、どちらも非常に細く、刺したままでも違和感や痛みはない。接触鍼は鍼を刺さずに、突起部分や口―ラー部分を皮膚に接触させたり押したりして、ツボを刺激する。子どもを治療する小児鍼として使われるものが多い。

皮膚を切開する三稜鍼は、先端が三稜に分かれた鍼である。うっ血した部分を少し切り、停滞していた血液を数滴、外に流す。スプリング式で先端を押すと鍼が出てくるものが使われる。現在では感染症を防ぐため、使い捨ての鍼が使われることがほとんどである。

なお、中国や韓国では日本の鍼よりも太いものが使われる。また、管鍼法ではなく、手に持った鍼を直接皮膚に刺す。

豆知識

管鍼法は江戸時代に鍼を刺すのが下手だった杉山和―が考案した。転んだ際、竹筒に入った松葉がからだに刺さつた。そこで、鍼を管に入れて刺すとうまく刺せたのが管鍼法の始まり。

さくら鍼灸整骨院
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〒850-0015 長崎県長崎市桜馬場1-8-3泉田ビル1F
☎0120-396-491 
(午前)8:00~11:30(午後)14:00~19:00
※土曜日は午前まで ※日曜日・祝日休診
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