長崎市で本格的な東洋医学の鍼灸治療を受けられる鍼灸整骨院として定評があります。

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東洋医学コラム

69漢方薬は東洋医学の治療薬

漢方薬:何種類かの生薬を処方にしたがって配合し、おもに煎じて薬液にしたもの。生薬は薬効成分がある植物などを乾燥させたもの。

植物などの生薬を何種類も配含してつくる

東洋医学の治療は、経絡やツボ(経穴)を刺激する鍼灸と飲み薬(漢方薬)をおもに処方する湯液療法の2つに分けられる。東洋医学は、紀元前200年ころの中国・漢の時代に発達した。そのため日本では、東洋医学のことを漢方とよび、その薬のことを漢方薬とよぶ。中国では漢方薬にあたる薬は中薬という。日本に伝えられたあと、湯液療法は独自の工夫が加えられ、江戸時代には日本独特の漢方医学が完成したといわれる。漢方薬は、生薬を決まった比率で配合し、煎じてつくった薬液がほとんどである。生薬とは、自然のなかに存在し、何らかの薬効成分をもつ物質のことだ。生薬のほとんどは植物で、葉、根、樹木の皮、種子や果実を乾燥させ、砕いたり挽いたりして使う。そのほかには、鉱物、動物の肉・皮・骨や、貝殻なども利用している。一般に、漢方薬は4種類以上の生薬が配合されている。漢方薬は、専門の薬局で症状を相談して購入するか、漢方外来などがある病院で処方してもらうとよい。

錠剤や顆粒になっているエキス製剤

本来の漢方薬は自分で煎じるものだが、非常に手間がかかる。そこで、煎じる必要がなく、携帯にも便利な、エキス製剤の漢方薬を使うことが多い。エキス製剤とは、煎じた液から成分を抽出し、凍結乾燥させたもので、錠剤や顆粒状、カプセル剤がある。そのまま飲んでもよいが、湯に溶いて服用すると、吸収がよいという。また、漢方薬は香りにも効能があるといわれるので、湯に溶かして、香りをたたせると、より効果的だろう。煎じ薬は高い薬効が期待でき、ひとりひとりに合わせて生薬の配合を調整することができる。煎じるには、電熱式の自動煎じ器を使うと便利だ。または、生薬の成分が変質しないように、強化ガラス、ほうろう、アルミ製などのやかんか土瓶で煮つめる。面倒でも、1回で1自分の量だけを煎じる。煎じ薬は1日たつと成分が変化してしまうこともあるため、つくり置きはできない。冷めてしまったら、温め直して飲んだほうがよい。漢方薬は、1日2~3回に分けて飲む。吸収をよくするために空腹時に服用するものが多い。食間に服用という指示があれば、食事と食事のあいだ、食後2時間ぐらいのことだ。食前という指示は、食事の30分ほど前のこと。種類によっては、食後に服用することもある。

豆知識

葛根湯など漢方薬には「湯」がつくものが多い。湯は中国語ではスープ類をさす。煎じることによって成分が溶け出した、いわば薬のスープという意味である。

さくら鍼灸整骨院
長崎電気軌道(路面電車) 新大工駅より徒歩1分
〒850-0015 長崎県長崎市桜馬場1-8-3泉田ビル1F
☎0120-396-491 
(午前)8:00~11:30(午後)14:00~19:00
※土曜日は午前まで ※日曜日・祝日休診
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