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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

(6)太陽光と可視総合光線療法

地球上に届く太陽光は、紫外線、可視線、赤外線からなりたっています。古代の人々は、この太陽光が健康保持や病気の治療に効果があることを経験的に知っていました。そして今では、これらの大腸光には10万種類にものぼる波長の異なる光線が含まれており、健康保持や病気の治療に必須の働きをしていることが科学的に解明されつつあります。この太陽光の各光線の作用を利用した自然療法が、可視総合光線療法(Light Therapy)ということができます。

太陽光の恩恵

地球は太陽光によって暖められ、大気が循環し、雲がつくられ、雨がもたらされて、私たちの生活に最適な環境がつくられます。また、植物は太陽光によって光合成を行い、酸素を供給してくれます。そして私たちは、太陽が育てた植物を食べ、また植物を食べて育った動物を食べて生きているのです。文字どおり、私たちは太陽から限りない恩恵を受けているのですが、太陽の恵みは、それだけにとどまりません。日本では、太陽光を健康保持や病気の治療と直接的に結び付けて考えることは、あまりなかったようですが、西洋では古くからその効果が認識されていました。古代エジプト人は、太陽神ラーを崇拝し、盛んに日光浴を行っていました。古代ローマ人は、ソラリウムという日光浴場を自宅に持っていました。当時の博物学者ブリニーは「太陽は良薬である」といい、痛風、リウマチ、神経痛、皮膚病などの治療に日光浴を応用したといわれています。近代になってからは、日本でも太陽光を病気の治療に利用するようになりました。特に結核性疾患の治療に日光浴が盛んに用いられたことはよく知られています。また、乾癬などの皮膚病の治療に日光浴が有効であることも、多くの人の知るところとなっています。

太陽光の生体への作用

地球上に届く太陽光は、波長の短い光から長い光まで、連続した光が総合されたもので、性質の違う3種類の光線が含まれています。紫外線と可視線と赤外線がそれです。紫外線は紫色、赤外線は赤色というイメージがありますが、紫外線と赤外線は眼に見えません。しかし、可視線は、その名のとおり眼に見える光です。可視線は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色からなっています。つまり、雨上がりの虹の、あの7色です。可視線は、生体の「内分泌系の調整」や「生体リズム」にかかわりの深い光線です。また、最近の研究によって、可視線の各色ごとに、生体が種々の異なった反応を示すことが解明されつつあります。赤外線は、可視線のうち最も波長の長い赤色よりもさらに波長の長い光線で、眼で見ることはできません。生体に対しては、透過しやすい性質を持っており、深部温熱作用があるため温かく感じます。体温保持に必要な光といえます。紫外線は、可視線のうち最も波長の短い紫色よりもさらに波長の短い光線で眼で見ることはできません。日光消毒の効果や日焼けが起きたりするのは、この紫外線の作用によるものです。19世紀末にくる病の原因が日光不足であることがわかりましたが、その後の研究で、紫外線がカルシウムの吸収に関与していることが解明されました。つまり、生体は紫外線の作用によってビタミンDを生成しますが、そのビタミンDがカルシウムの吸収に不可欠なものであることが判明したのです。また最近では、ビタミンDが制ガン作用を持つことなどもわかり、生体に及ぼす紫外線の効用が、あらためて注目されています。

太陽光不足の影響

太陽光は、人体に対して重要な働きをしており、これが不足すると、人体は大きな影響を受けます。19世紀末のくる病の原因が太陽光の不足であったことは、先に触れましたが、1年のうちの半分近く太陽を見ることができない北極では、太陽が出ない期間、女性は月経が止まり、男性は性的衝動が静止します。これは、太陽光の不足によって生体のホルモン系に影響が出たことを示しています。また、秋から冬にかけて、つまり日照量が減少する時期になるとうつ状態になる「季節性うつ病」という病気があります。これは、太陽光の不足が自律神経系や精神活動にいろいろな影響を及ぼすことが原因です。春から夏にかけて、日照量が増えるとともに自然に寛解することが多い病気です。このように、太陽光が不足すると生体は影響を受けることが非常に多いのですが、最近では、逆に太陽光、特に紫外線を過剰に浴びた場合や不適切な浴び方による影響も指摘されています。

紫外線の功罪

強い紫外線を必要以上に浴びると、皮膚が真っ赤に焼けて水ぶくれになったり、時には皮膚ガンの原因になることもあるといわれています。そのようなことから太陽光不要、紫外線不要という極論を唱える人もいます。しかし、紫外線が生体に大きな恩恵をもたらしているという事実は、無視するわけにはいきません。紫外線が不足すれば、くる病のように骨が弱くなります。最近多い骨粗鬆症などは、紫外線を浴びることで予防することが可能なのです。つまり、紫外線は生体にとって必要不可欠なものなのですが、浴びすぎると悪い影響をもたらすこともあるということです。したがって、浴びすぎに注意さえすれば、そんなに恐れることはありません。生体には、長い進化の歴史のなかで、有器な面を利用し悪影響には耐えるという仕組みが備わっています。

太陽光と進化

地球上に最初の生命が誕生したのは、35億年くらい前ではないかと推定されています。このときの最初の生命は、おそらく光合成をしたバクテリアで、そのエネルギー源は、唯一太陽光のみであったろうと考えられています。このとき、生物に有害な紫外線は大量に降り注いでいましたが、やがて、光合成によってつくられた酸素がオゾン層をつくり、有害紫外線をカットし、高等生物が発生しやすい環境がつくられたとされています。そうして発生した呼吸する生物が、長いながい時間をかけて少しずつ進化し、ついに人間が出現したと考えられています。その間、太陽光は常に存在し、発生と進化の過程で大きな役割を果たしてきたのです。生命体のほうも、太陽光を最大限に利用して生きるように進化してきたといえるでしょう。例えば、太陽光の強い地域では、人間は肌や髪、日の色などを濃くして生体を守るように適応し、逆に太陽光の弱い地域ではそれらの色を薄くして、太陽光を取り込みやすいように適応しています。日焼けは、必要以上の太陽光を防ぐ仕組みといえます。こうした進化の結果、現代の私たちは、太陽光を最大限に利用するための最も高度な仕組みを持つようになり、それを無意識のうちにごく自然に駆使しているということができます。

総合光線の利点

人間をはじめ地球上のあらゆる生物は、紫外線・可視線・赤外線の3種類が総合された太陽光線に適応して進化してきました。したがって、この総合光線を必要かつ十分に受けたときに、生体の生命力は活性化され、自然治癒力が高まります。また、この3種類の光線間には、互いに作用を強めたり、弊害を少なくしたりする働きがあります。例えば、赤外線は深部温熱作用でからだを温め、血行をよくします。一方、紫外線の働きによってつくられたビタミンDは、赤外線の効果でよくなった血行を介して効率よく全身に運ばれ、諸器官の作用を調節します。また、可視線には紫外線に障害された遺伝子(DNA)を修復する作用があることが明らかにされています。さらに可視線中の赤色光には興奮や充血を促すなどの作用があり、赤色光の補色である青色光には鎮静作用があるなど、光線の各波長間で拮抗的作用があることも明らかになってきています。生体には3種類の光線(紫外線、可視線、赤外線)を合わせた総合光線こそが、最も効果的で大切であるといぇるのです。

可視総合光線療法

人体にとって、太陽光は不可欠なものです。しかし、現代においては、生活・勤労形態の変化、異常気象、オゾン層の破壊などにより、健康な人であっても十分な太陽光を安全に浴びることは難しくなっています。また、病人の場合、入院治療や自宅療養でやはり太陽光から遠ざかる生活が多くなりがちです。そこで必要になるのが、季節、天候、時間、場所を問わず安定的に得られてしかも安全な太陽光に代わる光線です。可視総合光線療法の光線は、太陽光と同じように紫外線・可視線・赤外線の3種類の光を含む連続スペクトルであり、人工太陽とも呼べる光線です。したがって、太陽光と同じ作用が得られ、人体にとっていちばん自然であり、また人体に適合する人工光線といえます。可視総合光線は、問題になっている短波長の有害紫外線は含んでいませんし、紫外線量も太陽光に比べて微量です。したがって、照射時間が長くなっても、生体に悪影響を及ぼすことはありません。十分に太陽光を得られない現代人にとって、可視総合光線療法は、健康維持や疾病治援に大きく寄与するものであるといえます。

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