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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

⑧冷えと粘膜

からだが冷えたり疲れたりすると、いろいろな症状が出ます。代表的なものは風邪で、細菌やウイルスによって、鼻、のど、気管支に炎症が起き、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、咳、痰などの症状が出ます。ところが風邪が流行しても、かかりやすい人とかかりにくい人がいます。これは、かんたんに言えばからだの抵抗力の差です。からだの抵抗力は、具体的には免疫機能に置き換えることができます。免疫は生物の働きを担っており、その最前線(一次防衛線)は粘膜であるといえます。特に外界と直接接する鼻、のど、気管支などの呼吸器や胃、腸などの消化器の粘膜では絶えず敵との戦いが繰り返されています。この戦いで負けるとその部位に炎症が起こり、いろいろな症状が出てきます。

冷えと粘膜

外界と接するからだの部位は、呼吸器や消化器のほかに膣、子官の生殖器や膀胱、前立腺の泌尿器、さらに眼、口腔、唾液腺、耳、副鼻腔、肛門なども含まれます。このような部位はからだが冷えたり、疲れたりすると炎症を起こしやすく、それを繰り返しやすい傾向があります。これらの部位の粘膜からは多量の粘液が出ています。粘液には異物を直接排除する働きがあり、また粘液に含まれている免疫グロブリンや補体、酵素には白血球・リンパ球を活性化させて異物を消化、無毒化する働きがあります。これらの働きによって、からだは外敵から保護されています。粘膜はいわば一次防衛線で、武器工場である骨髄・脾臓・リンパ節、物資補給基地である肝臓・消化管、防衛本部としての胸腺、からだの隅々まで張りめぐらされた補給路の血管・リンパ管、情報ネットワークといえる神経路などによって全身の支援を受けています。つまり、人のからだは防衛機能完備の個体といえるのです。したがってこれらのどの一つに障害があっても、からだの抵抗力は低下して異常が起こりやすくなります。中でも循環障害の一つである冷え症は、からだの異常を起こす大きな要因です。

可視総合光線療法

強度の冷えを訴える人の多くは、必ずといってよいほど、鼻、口、のど、気管支、胃、腸、膀胱、子宮、肛門などに異常が多く認められます。これらの部位はすべて粘膜があり、冷えとの関係は無視できません。また、冷えは自律神経系やホルモンの異常とも関係が深く、これらの異常に基づく症状も認められます。可視総合光線療法は、熱エネルギー補給による深部温熱作用と循環調節作用が、冷えて循環障害に陥った局所(粘膜)の血流を改善し、さらに光エネルギーによる殺菌作用と自血球の遊走作用(白血球が動き回る作用)や異物食作用(体内に侵入した病原微生物や異物を取り囲み飲み込んで消化、無毒化する作用)を活性化させて、全身および局所の免疫機能を強化して炎症を鎮静化させます。したがって、可視総合光線治療によって症状は改善し、さらに継続的な治療をすることによって再発を予防することも可能です。

①眼粘膜
眼球や眼粘膜は、常に涙液で覆われています。この涙液には多少の殺菌作用があり、外界からの微生物や異物の排除のために働いています。したがって、涙が少なくなると目やにが多くなります。眼や結膜の粘膜に関係する病気には、結膜笑、アレルギー性結膜炎、角膜炎などの病気があります。
②口腔粘膜
唾液の殺菌作用と洗い流し効果、さらに口腔内に常在する正常微生物などが感染防御に作用しています。唾液の減少や抗生物質・ステロイド剤の使用により口腔内の正常微生物が死滅すると、口腔内粘膜の抵抗力が低下して感染しやすくなります。
③鼻・気道粘膜
細菌、ウイルス、異物は粘膜分泌細胞からの粘液と線毛運動により排除されます。免疫グロブリンや種々の酵素がウイルスに殺菌的、抑制的に働きます。さらに、白血球、マクロファージの食作用により処理されます。鼻炎、副鼻腔炎はアレルギーによる発症がいちばん多く、アレルギー体質には慢性的なからだの冷えやすさがあり、これも大きな要因になっています。健康な人でも冷えると鼻水、鼻づまりといった症状が出やすくなります。
④消化管粘膜
胃液の塩酸は強い殺菌作用があり、口から侵入した微生物の多くは死滅します。腸管には腸管内正常細菌叢(腸管内に常在する細菌群)があり、通常は人体に害を及ぼさず、ある種の菌(乳酸菌など)はからだに有益的に働きます。腸粘膜では粘液分泌細胞からの分泌液が防衛的に働き、リンパ組織が回盲部(盲腸のあるところ)では特に発達して局所免疫に役立っています。冷える人は胃下垂があったり、下痢・便秘を繰り返したりすることが多いようです。胃炎、胃潰瘍は、過労、冷え症、ストレスなどによって胃の防御因子の一つである粘液が減少するため、攻撃因子が増強して発症します。
⑤胆嚢粘膜
肝臓でつくられる胆汁は、胆嚢で濃縮されて十二指腸に排出されます。この胆汁には消化機能のほかに、腸粘膜をきれいにする働きと腸管内細菌の異常増殖を抑える働きがあります。
⑥泌尿器粘膜
尿の洗浄作用すなわち排尿は、ある程度尿路感染の防止に役立っています。
⑦膣・子宮粘膜
成人では腔内に乳酸菌を主とする細菌景があり、腔粘膜細胞のグリコーゲンを分解して乳酸を産生しています。このため腔内は酸性に保たれ、これによって微生物の侵入増殖を防いでいます。冷え症や閉経後では乳酸菌が減少して感染しやすくなり、おりものが増えます。また、冷え症は子宮粘膜や卵巣機能にも影響を及ぼし、生理不順、生理痛、不妊症、更年期障害となりやすく、子宮筋腫も多くみられます。
⑧肛門粘膜
痔があると、便秘などの刺激でかんたんに粘膜が傷つき、炎症が生じ、強い炎症が続くと一部は痔ろうとなることがあります。

さくら鍼灸整骨院
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