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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

(10)光線治療機器複数使用による治療効果について

可視総合光線療法は、光と熱のエネルギーをからだに導入し、エネルギー不足を補い全身の血液循環を改善することにより、抗病力(自然治癒力)を強化し、種々の異常(症状)を改善する治療法です。この可視総合光線療法は、継続していくうちに全身が温まり心身ともに十分にリラックスした状態になります。ところが、幼児や高齢者、手術後の体力低下が著しい人、さらに更年期障害や自律神経失調症に代表されるホルモン調節や神経調節がうまくいかない疾患にかかっている人の場合は、からだの冷えが非常に強く、光線照射が終わった部位がまたすぐに冷えてしまい、十分にからだ全体が温まらず、期待したほど血液循環の改善が見られないことがあります。人間は恒温動物で、中枢温(特に脳内温度)は一定でも、手足の末梢音は外気温の影響を受けやすく、特に足趾は冷たく、正常でも中枢恩より4~6℃低いといえます。冷え性の場合、足趾の温度はさらに低く、冬季では20℃以下、下記でも25℃以下であることが珍しくありません。このような場合、光線治療器1台では末梢血液循環を十分改善し維持することはなかなか難しいため、複数台使用することがあります。

複数使用による深部加熱効果の違い

光線治療器複数台使用によって深部温熱効果がどれほど違ってくるかを、実験結果によって解説します。◎被1験者:健康な男性(37歳)◎室内環境:室温26.5℃、湿度60%◎カーボン:3000-5000番◎計器:深部温=CORETEMPCTM‐204(テルモ社)表面温度=FIRSTTEMPMODEL2000A(INTELLIGENTMEDICALSYSTEMS社)◎実験内容:1台で両足裏部⑦、両足首部①、両膝部②の順に各5分間照射した場合と3台で同時に⑦①②を照射した場合の母趾(足の親指)と足底中央の深部温と表面温度の変化を計測。母趾の深部温で比較すると、安静時は32.0℃。1台照射⑦5分間で34.3℃まで上昇しましたが、①②照射中はいずれも33.4℃に低下。以後も低下を続け、照射終了後15分間で照射前の温度にまで下がりました。一方、3台で照射した場合は5分間で37.5℃まで上昇。以後深部温は、照射終了後20分間を経過しても測定前の温度より高い温度(32.6℃)を維持しました。(図1)足底中央の深部温で比較すると、照射前32.8℃に対し、1台照射では最高34.1℃まで上昇しましたが、照射終了後20分間で測定前の温度に下がりました。ところが、3台照射では、照射時の上昇温度も最高34.5℃と高く、照射後20分間を経過しても照射前よりも高い温度(33.6℃)を維持していました。表面温度で比較すると、温度の上昇・下降の幅が深部温より大きくなり、特に足底中央は照射の中心になるので、1台照射では+3.9℃、3台照射では+5.8℃と上昇しました。母趾では、1台照射で+2.5℃、3台照射で+3.8℃上昇しました。ただし1台照射の場合は、照射終了後10分間で、母趾。足底中央とも測定前の温度に戻りました。一方、3台照射の場合は、温度低下の速度は鈍く、母趾では照射後7分後32.0~31.9℃で安定、20分間経過してもそれ以下には下がりませんでした。足底中央でも、経時的に温度低下は進んだものの20分間経過しても測定前の温度より高い値(31.5℃)を示しました。

複数台照射は効率的で効果も持続できる

実験結果を比較対照すると、3台照射の場合、照射時間が1台照射の3分の1であるにもかかわらず、深部温・表面温度ともに高温を示しており、熱エネルギーの補給にはより効率的であることがわかります。また、1台照射では10~20分間で照射前の状態に戻るのに対し、3台照射では20分間経過しても深部温、表面温度とも照射前より高い状態を維持していつまでもからだが温かく、効果の持続時間が長いことが確認できます。ところで、自宅で治療する場合では、治療院や診療所での治療ほど効果が実感できないことが、しばしばあります。これは、おそらく自宅治療と診療所の治療では、次のような違いがあるからです。一つは、治療院や診療所では専門のスタッフが正しい部位に的確に照射するのに対して、自宅ではそれが難しく、これでいいのだろうかと不安をもちながら照射治療することが多いことがあげられます。どのような治療でも、不安感や不信感を抱いたままでは、十分な治療効果をあげることは困難です。もう一つの大きな違いは、治療院や診療所では多くの治療器が利用でき、多方向からの同時照射治療が可能な点です。多方向からの同時照射は、末梢温をすばやく上昇させるとともに深部まで十分に温熱効果を到達させ、血液循環を良好にし、治療効果を持続させます。これらの違いは、強度の冷えの場合ほどはっきり現れます。

複数台使用の治療効果

以上のことから、可視総合光線療法を行うにあたり、光線治療器を複数台使用することで次のような治療効果があることがわかります。
(1)血液循環の改善効果が顕署です。したがって、末梢血液循環が悪い例(冷え症、自律神経失調症など)に有効です。
(2)治療時間が短くなります。脳卒中後のまひや腰痛などで同じ姿勢をとるのがつらい場合などに有効です。
(3)多くの部位が同時に治療できます。したがって、アトピー性皮膚炎など全身症状の出る疾患や多くの関節が同時に痛む慢性関節リウマチなどに有効です。
(4)症状の強いところに集中的に照射治療できます。したがって、ガン性の疼痛や捻挫などのけがをした直後の治療、五十肩の痛みなど長時間照射が必要な場合に有効です。

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