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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

⑫気・血・津液(しんえき)の変調③ 津液の変調

◎津液の変調(異常)とは

津液が減少すると、乾燥の症状が出る。輸送と排泄がうまくいかないで津液が停滞すると、痰やむくみがでる。

◎津液が足りなくなる病気

津液が変調すると、津液不足と津液の停滞がおこる。津液は、脾と胃で消化・吸収された栄養分からつくられる。食べる量が足りなかったり、偏った食事を続けると、津液が十分につくられない。また、脾と胃が変調して機能が落ちたり、からだが非常に疲れていると、津液の生成量が減る。このような理由から、全身の津液不足がおきると考えられている。また、津液が大量に消費されて足りなくなることもある。汗や尿は津液である。発熱して汗がたくさん出たり、病気で尿が大量に出たり、排尿の回数が増えると、全身の津液が不足する可能性が高い。涙、よだれ、鼻水、つばも津液なので、大量にでると津液が減ることになる。長引く下痢も津液を消耗するといわれる。津液が不足すると、皮膚や組織から潤いが失われ、さまざまな症状があらわれる。おもに、鼻・のど・口の中・唇が乾いて不快感が強くなる。声がかれてでなくなる、髪につやがなくなる、目が落ち窪む、皮膚に張りが無くなるといった症状が考えられる。津液は、関節にたまって関節の動きをスムーズにしているため、減少すると、からだを動かしにくくなるといわれる。尿量が減少し、じっとしていられないといった気持ちの変化もみられるとされる。

◎津液の停滞

津液は、肺・脾・肝・腎・三焦などの臓腑が強調して、全身を循環させている。このうち、どれか1つの臓腑の機能が落ちると、津液がうまく運ばれなくなり、からだのどこかに津液がたまってしまう。これが津液の停滞である。停滞している津液は湿とよばれる。からだに有害で、粘り気がある水分だ。湿ができると、むくみや下痢がおきる。さらに、湿が増えて凝集すると、痰になる。肺や喉などに痰ができると、ひどく咳が出るようになる。津液が正しく排泄されないことでも、むくみができる。たとえば、肺は、汗腺から汗として津液を排泄する。肺のはたらきが悪いと、汗腺が閉じてしまい、排せつされるべき津液が停滞して、むくみとなる。また、尿は腎や膀胱などのはたらきで排泄されるが、うまく機能しないと余分な津液がむくみになる。同じようにみえるむくみでも、原因となる臓腑が異なることもあるのだ。

◎豆知識

現代医学では、むくみを浮腫という。細胞と細胞の間にある水分(間質液)が異常に増えた状態。心不全、肝硬変、腎不全などで全身にあらわれる。局所的な浮腫もある。

足の浮腫は、足関節から10㎝くらい上を親指で暫く押した後に、へこみが出来るかどうかで調べる。顔の浮腫は、上のまぶたを指で5秒ほどつまんで跡が残るかどうかを調べる。

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