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㉓六腑の変調

◎三焦

具体的な腑ではなく、臓腑のすきまの気や水分の通路をさし、腹部を上下に貫いている。上から、上焦、中焦、下焦という。

◎胆、胃、小腸の変調

胆が変調すると、胆汁の異常な排泄がおこる。胆汁が胆から外にあふれると黄疸が出る。胆汁が上方に上がってくると、口の中が苦く感じられる。胆は決断と勇気に関係しているとされる。胆が弱ると、決断力なくなり、なかなか物事を決められない、あるいは、いつも、びくびくおどおどするようになる。胃は、飲食物を最初に受け入れ、ざっと消化し、小腸へ送る。胃が変調すると、食欲不振や消化不良がおきる。小腸に送る機能が不調になると、胃の気が口に上がってくるので、腹がふくれた感じ、むかつき、吐き気、げっぷ、酸っぱい感じのげっぷ、胸焼け、口臭がおこる。胃が熱を持つと、消化が速くなり、あっという間に胃の中が空になるとされる。食欲も旺盛になり、食べても食べてもすぐに空腹になり、過食状態になる。胃の熱は津液を消耗すると考えられ、便に水分がなくなり、便秘となる。小腸は、胃から送られたものを栄養分と不要な物に分ける。小腸が変調すると、この機能がうまくいかなくなる。栄養分と不要物が混じると、腹が鳴ったり、腹痛、下痢などがおきる。小腸が熱をもつと、尿が赤くなったり、濁ったり、排尿時にヒリヒリした熱さを感じることもある。

◎大腸、膀胱、三焦の変調

大腸は、小腸から送られてきたものから、水分をさらに吸収しながら、大便にして肛門に送る。大腸が変調すると、この機能が失調する。大腸が熱をもったり、津液が不足していたり、大腸そのものが動いて便を肛門に送れないと、便秘になる。大腸が冷えるとひどい下痢をおこす。しぶり腹、血便、大便失禁、脱肛などの症状がでることもある。膀胱には、腎から不必要な水分が送られる。これを尿として排泄しなければならないが、そのタイミングは腎が決定する。膀胱が変調すると、腎との連携が失われてしまい、貯尿と排尿が、コントロールできなくなると考えられる。そのため、なかなか尿が出ない、排尿回数や尿量が増加する、尿を漏らす、尿が濁るなどの症状があらわれる。三焦は水分の通り道。変調すると、水の代謝が上手くいかなくなるとされる。上焦、中焦、下焦のどこかが変調すると、その場所に水分が停滞し、むくみが生じる。また、水分が下までおりてこないので、尿の出が悪くなる。

◎豆知識

奇恒の腑のうち、女子胞は胞宮(子宮)といい、奇経である衝脈と任脈と強くかかわっている。衝脈は十二経脈を流れる経血が集合するため「血海」という。任脈は陰経を統括する。

衝脈がよく働き血海が充満し、任脈の働きで陰血がスムーズに胞宮に注がれると、月経が起こる。妊娠すると胎児は衝脈と任脈によって栄養が補給される。

さくら鍼灸整骨院
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