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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

㉕五臓関連図

◎五臓の関連

東洋医学では五臓がバランス良くはたらけば正常とされる。どれか1つの臓器が変調すると、五臓すべてに影響する。

◎一つの症状に多くの臓腑が関わる

西洋医学の場合、むくみがでたり、排尿に問題があれば、まずは腎臓と膀胱の病気を疑って泌尿器系を調べるだろう。血液に関係する症状であれば、循環器系の病気と考えて心臓を調べるだろう。西洋医学では、ひとつの症状に対して、特定の臓器に障害があると推測するケースが多い。一方、東洋医学では、ひとつの症状にさまざまな臓器が関わっているとする。臓器や組織は、互いに関連し合うと考えるからだ。ある臓器がほかの臓器の働きを助けていたり、抑えていたり、気・血・津液・精を通じて互いに影響しあっているのである。ここで紹介する五臓関連図では、たとえば咳や痰などの症状が出ているときに、どの臓器が関わっているのか、どのような異常がおきているのか、臓腑どうしの関連の一例をあげている。呼吸器系、泌尿器系の3つを例としてみてみよう。

 

◎呼吸器系の症状

咳、鼻づまり、鼻水、息切れなどの原因は、肺に溜まった痰のことが多い。津液を動かす脾の機能が変調すると、津液が停滞して痰になるとされる。この痰は肺に移動する。肺は全身に水分をめぐらせるが、それが変調すると、肺の中で津液が停滞して痰ができる。腎と肝が変調すると、肺の機能を補助できず、津液が停滞するとされる。

◎消化器系の症状

脾、胃、小腸、大腸は腎によって温められて正常に機能するので、腎が変調すると下痢などの症状がでる。胃から小腸へ栄養分が移動できないと、食欲不振や胃痛、吐き気などがおこる。小腸と大腸が変調すると、下痢や便秘がおこる。肝が変調すると脾の機能を補助できず、下痢になる。肺が変調すると大腸の動きを補助できず、下痢や便秘になる。

 

◎泌尿器系の症状

津液が吸収されて、排泄されるまでのどこかで変調がおこると、むくみや排尿障害がおこる。肺は津液を全身にめぐらせる。腎は集まってきた津液を分別し、まだ使えるものを肺に上げる。肺が変調するとむくみがおこる。腎で不要とされた津液は膀胱にためられ排泄される。腎が変調すると膀胱の開閉がうまくいかず、むくみや排尿障害がおこる。

◎豆知識

五臓が互いに相手を助ける関係は、五行相生説で説明することができる。腎(水)の精は肝を養い、肝(木)が蔵している血は心を助ける。心(火)の熱は脾を温める。脾(土)がつくる水穀の精微は肺を満たす。肺(金)の収斂(粛降)する作用は腎に水をおろす。

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