病気を治すため、健康を保つために一番重要な習
慣は半身浴です。その効果は絶大です。冷え性、多
汗症、肌荒れ、ニキビ、フケ、自律神経失調症など
の改善が実感できます。
<半身浴の方法>
湯温を夏で39°C、冬で41°Cぐらいにして、お
湯を心臓の下あたりまで張るのがいいでしょう。
肩まで浸かったり、それより熱くてもいいのです
が、長くは入ることが大切です。
時間は、汗がたらたら出て、一山超えて、汗が落ち
着いてくるまで入ります。夏で20分以上、冬で4
0分以上が目安です。
<半身浴の目的>
第一は、体に溜まった毒素や余分な水分を外に出
すこと。
第二は、血流と内臓の動きを活発にすること。
第三、これが真の目的です。下半身を温めて、上半
身を冷やし、清気を吸うことで、陰陽の力をつけ
ることです。陰陽の力とは、寒いときには体が温
まろうとし、暑いときには体が冷めようとする力
のことです。
<発展>
本当は汗をたくさんかくと、体力(気)を失うので、
じんわり汗ばむところで半身浴を終えるのが好ま
しいですが、これは、体に毒素や余分な水分が溜
まってないことが前提となります。
<問答>
岩盤浴ではいけないのか。毒素や余分な水分を出
すためであればいいですが、体を温めようと思う
ならばいけません。
なぜいけないのか。岩盤浴では外気も熱く、吸う
空気も熱いため、体は冷めようとするからです。も
し、このとき体の内側が温まろうとしてしまえば、
体は煮えたぎり破綻してしまいます。
逆も同じように、体は寒い環境に置かれると、温
まろうとします。寒中水泳や乾布摩擦で体がぽか
ぽかするというのはそのためです。
僕も習慣化するまでに長い時間がかかりました。
できない日があってもいいです。それでも出来る限
り毎日半身浴を続けてみてください。必ず開眼す
る日がきます。その効果を実感したとき、習慣化
するでしょう。そのとき、あなたは健康な体を手
に入れているはずです。