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<雑誌掲載>連載コラムVol.44 実証!冷えるから冷房は健康に良くない!?

 

冷えは良くないということで、部屋の冷やしすぎや、冷房をつけっぱなしで寝ることが心配ではないでしょうか。

私の立場は冷やすのは良くない側なのですが、実験無しでは語れませんので、この夏、冷房で体を冷やすことを試してみました!!

これまでは10年前くらいから一年中、昼も夜も寝る時も、長袖とももひき、靴下を履いて過ごしてきました。(それはそれで暑すぎるんじゃないかということは後ほどお伝えします。)

 冷やしたらどうなるのかということを思いついたのは、たまたま冷房をつけっぱなしで裸で朝まで寝てしまったのですが、意外と平気だったことでした。そう考えると、外国では裸や裸足で暮らす民族の方もいたり、冬でも半袖で過ごす欧米人もいたりします。ネット上でアメリカ人が日本人を揶揄して「床で寝たぐらいで風邪なんか引かない」と言っているのを見ました。肌の露出全開で過ごしていたのは子供のころぶりですが、どうなるのか試してみたくなりました。

<実験開始>
 この夏は、6月ごろからは自宅にいる時には、部屋の温度はエアコンで23〜24℃にして、寝ている時もつけっぱなしにしました。

 寝る時以外はそれまでのように長袖長ズボン靴下のスタイルですが、寝るときだけパンツ一丁スタイルで、毛布は掛けたり掛けなかったりで寝ました。
 寝室の冷房ではなく、隣の部屋の冷房をつけてドアを開けて冷気が入るようにして、冷房の風が直接当たらない環境にしていました。

 実験結果は、風邪を引くことは全くなかったです。鼻水が出ることもありませんでした。
これは自分自身、驚きました。デメリットとして、体は少し疲れ気味な気がします。体は首の関節が少し硬くなったような気がします。

<考察>
考察するにあたり、元々はどうだったのかというと、長袖、ももひき、靴下で寝る時までも過ごしていたのは、体を冷やすのは良くないという考えと、かつては薄着で寝てしまうとくしゃみや鼻水が出ていました。また肌を露出しなければ、体力を失わないという実感があったからでした。そのスタイルを始めた10年前は今と違い、私は冷え性だったので、どうにか衣服や半身浴や飲み物食べ物で上手に温かさを作っていました。

ですが、今は肉をよく食べることで冷え性を克服し、体がいつもかなり温かい状態を常に保っています。

(「靴下を履いて寝ると風邪を引く」というのは迷信だというのはこの10年間で実証済みです。)

今回、冷房の下、裸で寝ても平気という結果はこの温かい体、つまり体の温める力が強いかどうかによるというものだと思います。

デメリットだった、少し疲れ気味になるという点について。

肌を露出していれば、服で覆っているときに比べ、たくさんの熱を放出します。そのとき体内では多くの熱の元になるエネルギーを消費することになります。これが疲れ気味になった原因だと思います。(冷房や扇風機の直風を当てると、すごいペースでエネルギーが奪われるので気を付けてください。)

<おすすめ>

昨今のひどい暑さへの対策で、冷房を推奨されています。私も冷房は暑いと感じるなら昼でも夜でも、寝るときでもつけておくのがおすすめです。快適に過ごして、深く眠ることのほうがメリット大です。

肌はできるだけ衣服で覆うようにして一日を過ごした方がいいと思います。寝るときに長袖、ももひき、靴下もおすすめです。疲れが良く取れて、一日元気に過ごせます。

冷房を付けたままで、布団からはみ出ても、肌が外気に触れないのもいいところです。

また副産物として、肌が外に触れないので、部屋や布団が全然汚れませんので、清潔感がありますよ。

長袖長ズボン靴下スタイルですが、暑いかというと、あまり暑いとは感じません。

水分を摂りすぎたりして体が蒸れる時には、この格好は暑苦しいです。ですが、それは格好のせいだけではなく、蒸れるという体の調子が悪いのです。腎臓を元気にして、汗を運動や半身浴でかいて、よく眠るようにしておけば、蒸れない体が作れます。

<冷房に強いからだを作る>

冷房で体が不調になる方は体を温める力をつけることが大切です。これが冷え性を治すということにつながります。私自身、冷え性で体が弱弱しかったのが、いまでは人より体が温かい部類です。

体を温めるには、肉、卵をよく食べることです。そして、体を冷やす原因になっている野菜の取りすぎを減らす事です。

水分が体にずっと溜まっているような体は冷えの原因です。毎日、運動や半身浴などで汗をかいて外に出すことが大事です。

腎臓が弱れば、体の水分を尿で出すことができないので、尿が出にくくなる原因の「コーヒー、お茶、豆乳、魚の皮」などを取らないことです。睡眠を長くとることで、腎臓は元気を取り戻します。

<おさらいとまとめ>

冷房をつけっぱなしでも温かい体があれば大きな問題はない。冷えて困るという方は、冷房をつけながらでも、肌を露出しないようにして過ごせばよい。蒸れる体では、全身覆うスタイルは暑苦しいので、運動や半身浴でたくさん発汗し、腎臓を元気にして蒸れない体をつくるべし。冷房にも負けない、温かい体を作る努力をすべし。

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