長崎・桜馬場 新大工町商店街そば|心とからだを整える、鍼灸と指圧。繰り返す痛みや、自律神経の乱れに。

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9 虚証6種・実証6種

東洋医学における健康状態とは、生体が持つ抗病能力や自己回復力の総称である「正気」が、体内の恒常性を維持している状態を指します 。病態とは、この正気の衰退、あるいは外部から侵入した「邪気」や体内での代謝産物の停滞によって、生理的バランスが崩れた結果として捉えられます 。その病態の本質を見極めるための基本的な概念が「虚証」と「実証」です。

1.虚証:正気の不足による機能減退

虚証とは、生命活動を支える基本物質である気・血・津液・精・陰液・陽気の6要素が不足している状態を指します 。

2. 実証:余剰物質と停滞による機能障害

実証とは、体内に不必要な「何か」が存在し、生体に悪影響を及ぼしている状態です 。これには邪気の侵入だけでなく、気・血・津液などが過剰、あるいは停滞した場合も含まれます 。

★この表は、生体の正気が不足している「虚」の状態と、邪気や代謝産物が停滞・過剰となっている「実」の状態を、生理物質(気・血・津液・陰陽)ごとに分類したものです。

分類項目虚証(正気の不足)実証(邪気の余剰・停滞)
気虚: 倦怠感、息切れ、自汗、内臓下垂 気実 (気滞・気逆): 脹痛、イライラ、げっぷ、吐き気
血虚: 顔色不良、めまい、舌の色が淡い 血実 (瘀血): 刺痛、顔色がどす黒い、舌が紫色
津液 津液虚: 鼻・喉・肌の乾燥、尿量減少、目がくぼむ 津液実 (水湿・痰飲): むくみ、身体の重だるさ、粘り気のある痰
陰液陰虚: 手足のほてり、寝汗、頬や舌の赤み 陰実: 強い寒気、手足の冷え、顔色や舌が白い
陽気陽虚: 寒がり、手足の冷え、下痢、脈が遅い 陽実: 高熱感、顔や目が赤い、呼吸や言動が荒い
精虚: 老化現象、足腰の弱り、歯や髪の脱落 (精に実証は存在しない)
(食滞は実証のみの概念)食滞: 腹痛、腐敗臭のげっぷ、胸焼け、下痢

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