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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

51 難聴

聴力が、正常のものに比べて低下している状態を難聴といいます。難聴は、聴覚経路に発生した異常状態によって起こります。聴覚の経路は、外耳から始まり、中耳、内耳、聴神経などを経て聴覚中枢に至るものです。したがって、難聴は、発症する部位よって、外耳性難聴、中耳性難聴、内耳性難聴、神経性難聴に分けられています。外耳道から中耳までの部位は空気の振動を伝えるもので、これを伝音系といいます。ここに障害が発生して、空気の振動が伝わりにくい状態を伝音性難聴と呼んでいます。内耳から聴覚中枢までは音を感じる部位で、感音系といいます。この部位に起こった障害のために聞こえにくい状態を感音性難聴といいます。

難聴の原因

難聴の原因は、外耳道閉塞症、メニエール病、老人性難聴、突発性難聴などいろいろあります。以下、主なものについて簡単に解説します。
外耳道閉塞症
外耳道が閉塞しているために音の伝わり方が悪く、聞き取りにくい難聴が起こります。先天性で両外耳道が閉塞している場合は、言語の発達を促すために手術を要することがあります。
外耳道異物・耳垢栓塞
外耳道に耳垢などがつまり、外耳道をふさいでしまうことがあります。このために耳閉塞感と難聴が起こってきます。
耳管狭窄症
耳管が細くなって、空気が通りにくくなる状態です。このために中耳腔内の気圧が下がり、鼓膜の振動に異常が起こり、耳閉塞感、難聴が起こってきます。子供では、アデノイドが原因のことがあります。
メニエール病
発作性の回転性のめまいと耳鳴り、難聴を主症状とし、悪心、嘔吐などの自律神経の症状があります。これらの症状は、聴覚や平喬感覚をつかさどる内耳に障害が起こるために発症します。この難聴は、音を感じる機能が障害されるために起こる感音性難聴です。
突発性難聴
突然起こる原因不明の難聴です。中年層に多く発症し、今まで耳の病気の既往歴のない人が突発的に聴力を失うので、発症の日時を記憶していることが多いようです。一般には片側の耳に発生することが多く、高度の難聴になります。この難聴は、感音性難聴で耳鳴りをともなってきます。入院・安静が必要で、発症から2週間以内の早期治療(副腎皮質ホルモンの点滴)が極めて重要です。突発性難聴の発病は急激で、治療も可及的すみやかに始める必要があります。治療が遅れると回復も難しいので、病院の治療を受けるとともに安静を守り、光線治療を併用して効果を高めることがよいと考えられます。
老人性難聴
全身の老化現象とともに、内耳から聴覚中枢に対する老化が原因で起こってきます。聴力は、年をとるとだんだん低下しますが、これに気づかず、70代になって初めて気がつく、といったことが多いようです。あらわれる難聴の型は、一般的に両側性の感音性難聴で、耳鳴りをともなってきます。

難聴とビタミンD

難聴患者では血中のビタミンD濃度が低いという、光線療法の観点からたいへん興味深い報告が英国や日本の耳鼻科医によって報告されています。英国の研究では、血中のビタミンD濃度を測定した難聴患者(年齢21~53歳)10人すべてが正常値以下であり、また難聴に対してビタミンD、カルシウムの薬剤投与が可能であった4人中2人は聴力が改善したことが報告されています。日本の研究では、難聴患者(年齢6~78歳)28人中23人(82%)に血中ビタミンD濃度の低下がみられたことが報告されています。これらの研究は、ビタミンD不足は聴力にも影響を及ぼす可能性を示唆しています。ビタミンD不足にともなうからだのさまざまな障害は、カルシウム代謝異常を介して細胞や器官の機能異常を起こし、高血圧症、糖尿病、動脈硬化症などの生活習慣病(成人病)を進行させる結果となります。同様に難聴患者におけるビタミンD不足は、カルシウム代謝異常を介して聴力に関係する内耳のリンパ液、感覚細胞、聴神経などの各細胞や組織に影響を与えて聴力を障害すると考えられます。さらに、老人性の難聴では動脈硬化による聴覚器の循環障害の影響も加わります。高齢者における難聴という障害は、孤立感、疎外感を強く抱かせ、社会生活だけでなく家庭生活においても不適応を起こしやすい心理状態になります。言語によるコミュニケーション手段が失われた精神的苦痛は想像以上に大きいといえます。特に高齢者の難聴では難聴以外に生活習慣病(成人病)もともなうことが多いので、これらに対する光線治療も同時に行います。

さくら鍼灸整骨院
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