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(52)アレルギー性鼻炎

アレルギーによって起こる病気は数多くありますが、毎年2~4月になると社会的にも大きくとりあげられるアレルギー性の病気が花粉症です。花粉症の特徴は、その症状にあります。発作性のくしゃみ、鼻水、鼻づまりを起こすアレルギー性結膜炎で、同時に眼のかゆみ、流涙、充血を起こすアレルギー性結膜炎の症状がよくみられます。このほか、のど、耳、口、胃腸などにも症状が出ることもあります。

アレルギー性鼻炎の原因

アレルギー性鼻炎を起こす原因(抗原)には、花粉のほかにハウスダスト(家の中のほこり)があります。また、ダニ、カビ、絹、羊毛、綿布、ぬいぐるみ、人形やネコ、イヌ、小鳥などのふけや抜毛など、多数の空気中のほこりもアレルギー性鼻炎の原因になります。花粉の空中飛散は、木や草の種類によって時期が違います。いちばん問題となるのは2~4月のスギの花粉によるスギ花粉症です。戦後大量に植林されたスギの木が、成熟期に入ったためにスギ花粉症が増えたといわれています。また、アレルギー性鼻炎は文明病ともいわれています。戦後、日本人の食生活が著しく改善され(高たんぱく、高脂肪食)、いろいろな病気の予防や感染症に強い体質づくりができました。半面、異種たんぱくに対する抗体ができやすくなった。つまり、アレルギーを起こしやすくなったと考えられています。また、食生活の一部として、人工栄養による保育もアレルギー体質を増やす原因になっているといわれます。これは、粉ミルクが乳児の体内に入ると、それに対する抗体が作られ、この状態が将来のアレルギー体質の基礎になると考えられているからです。さらに、大気汚染もアレルギー体質の増加に、少なからず影響を与えているようです。汚れた空気は鼻や眼の粘膜を過敏にさせ、花粉症が出やすい状態をつくります。

アレルギー性鼻炎の予防

アレルギー体質の人は、だれでも花粉症になる可能性がありますが、これは日常の工夫で、ある程度は防ぐことができます。
抗原の除去・回避
アレルギー性鼻炎の治療では、抗原の除去・回避が重要です。花粉症では、風が強い日、雨が降ったあとの晴れた日、気温の高い日などは花粉が多く飛びますので、このような日はなるべく外出を避け、家では窓を閉めて、掃除をこまめに行うようにします。外出時はマスク、帽子を着用し、帰宅したら家の中に入る前に、衣服についた花粉をよく払います。家に入ったら顔と眼をよく洗い、鼻をよくかみます。洗濯物を取り込むときは、よくたたいて、洗濯物についた花粉を落とします。ハウスダストが抗原になっている場合は、家の中をいつも清潔にしておくように心がける必要があります。ダニやカビが繁殖しないように換気、温度、湿度、日あたりなどに配慮し、部屋の掃除を1日数回丹念に行います。
心身の鍛練
アレルギー性鼻炎は、花粉などの抗原が鼻の粘膜でアレルギーを起こし、その結果化学伝達物質が放出されて症状を起こします。この化学伝達物質に対する反応は、心因、自律神経系など多くの因子によって変化します。喘息ほど心因的要素は多くはありませんが、アレルギー性鼻炎患者は、神経質、几帳面、心配性の性格を持ち、神経症的な傾向があります。ストレスが鼻づまりをひどくすることはよく知られています。したがって、この反応性を少なくするためには、心身の鍛練も大切です。自律神経系の安定には、規則正しい生活を保つことが大切です。また、アレルギー性鼻炎は、冷たい風にあたったときに起こりやすいことが実験的に明らかにされています。例えば、足を冷水に入れて冷やすと症状がひどくなり、逆に足を温めると症状は軽くなります。乾布摩擦、冷水摩擦などの皮膚の鍛練は、症状を少なくするとともに、鼻炎患者に多い気管支喘息やアトピー性皮膚炎などの病気に対しても有効です。さらに、適度の運動も鼻の通りをよくする効果があります。

さくら鍼灸整骨院
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〒850-0015 長崎県長崎市桜馬場1-8-3泉田ビル1F
☎0120-396-491 
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※土曜日は午前まで ※日曜日・祝日休診
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