長崎・桜馬場 新大工町商店街そば|心とからだを整える、鍼灸と指圧。繰り返す痛みや、自律神経の乱れに。さくらはりきゅう

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3 三陰三陽の分類と経脈の適応

1. 十二経脈の構造と分類

正経十二経脈とは、人体に備わる主要な12本のエネルギーラインを指します。これらは三陰三陽という概念に基づき、以下のように体系化されています 。

  • 陰経と陽経: 臓に属し体の内側(腹側・内面)を通る陰経と、腑に属し体の外側(背側・外面)を通る陽経に分けられます 。
  • 手経と足経: 上肢に分布する手経と、下肢に分布する足経の計12本で構成されます 。
  • 臓腑との連結: 各経脈は特定の臓腑(肺、大腸、胃、脾など)と深く結びついており、臓腑の不調が経脈上に現れ、逆に経脈への刺激が臓腑の治療に繋がります 。

2. 経脈の循環(流注)とネットワーク

生命エネルギーは一本の鎖のように、特定の順序で全身を巡ります。主要な連絡経路(支脈)は以下の通りです。

  • 手太陰肺経 → 手陽明大腸経: 肺経の支脈が人さし指で大腸経に連絡します
  • 手陽明大腸経 → 足陽明胃経: 大腸経は鼻の横(迎香付近)で胃経へと繋がります
  • 足陽明胃経 → 足太陰脾経: 胃経の支脈が足の親指で脾経に連絡し、消化器系の表裏関係を強めます
  • 足太陰脾経 → 手少陰心経: 脾経は体内深くを通り、心に入って心経へと接続します

このように、経脈は単独で存在するのではなく、支脈を通じて次の経脈へとタトンリレーのようにエネルギーを繋いでいます 。

3. 各経脈の臨床的特徴と主治(適応症)

経脈名主な適応症状・役割
手太陰肺経呼吸器系(せき、ぜんそく、息切れ)
手陽明大腸経消化器・頭部(下痢、便秘、肌荒れ、歯痛、五十肩)
足陽明胃経消化器・顔面(胃痛、吐き気、顔面麻痺、坐骨神経痛)
手少陰心経循環器・精神(息切れ、胸痛、ストレス、不眠)
足太陽膀胱経全身・内臓全般(目、背中、腰の痛み、むくみ、排尿異常)。最もツボ(経穴)が多く、内臓を調整する「背兪穴」を持つ
足少陰腎経生命力・老化(倦怠感、老化予防、関節痛)
足少陽胆経耳・頭部(難聴、めまい、片頭痛、視力減退)
足厥陰肝経肝・筋肉(関節のしびれ、爪の異常、視力減退)

4. 特殊な補助系統:絡脈・経別・奇経

正経以外のシステムも、身体の恒常性維持に寄与しています。

  • 絡脈(らくみゃく): 経脈から分かれ、体表近くを通る支脈です。陰陽ペアとなる経脈同士の結びつきを強める役割があります
  • 経別(けいべつ): 経脈から分かれ、胸腹部や頭部の深部を通るルートです。経脈が直接通っていない部位を補完します
  • 奇経(陰維脈・陽維脈・帯脈など): 各経脈を連絡・統括する特殊なラインです。例えば「帯脈」は腰の周りを一周し、縦に走る経脈を束ねる役割を担います

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