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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

(61)月経困難症

月経のときには80~90%の人が、月経痛(下腹部痛、腰痛)とともに月経時に起こる全身症状(頭痛、だるさ、疲れやすさ、いらいら、怒りっぽい、不眠など)を経験するといわれています。しかし、多くの人はこれらの程度もそれほど強くなく、日常の仕事を続けるのにさほど問題になることはありません。しかし、中には月経痛が強く、気分がすぐれず、仕事や日常生活に支障をきたしたりすることがあります。このような症状を月経困難症といいます。

月経の起こるしくみ

月経は、子宮のいちばん内側の粘膜(子宮内膜)が崩れて出血するために起こります。この粘膜の崩れは、卵巣から分泌されるホルモンの影響によって起こります。卵巣は女性ホルモンを分泌していますが、このなかで卵胞ホルモン、黄体ホルモンと呼ばれる2種類のホルモンが、月経と大きく関係しています。月経が終わってからの約10日間は、卵巣から卵胞ホルモンが分泌されます。このホルモンは、崩れ落ちた子宮内膜を、再び厚くする働きをします。やがて卵巣で排卵が起こると、黄体といわれるものができ、そこから卵胞ホルモンと一緒に黄体ホルモンが分泌されるようになります。黄体ホルモンの働きで、厚さを増した子宮、内膜に分泌物がたまり、表面はやわらかくなって、受精した卵子が中に入り込んで育つのに適した状態となります。このように、月経の起こり方には、卵巣ホルモンが大きな働きをしていますが、卵巣から分泌されるホルモンの種類、分泌量は、脳にある中枢(間脳、脳下垂体)でコントロールされています。以上のことから、月経の異常が、子宮だけでなく、卵巣や中枢としての脳の異常でも起こることがわかります。

月経困難症の分類と頻度

月経困難症は、原発性と続発性に大きく分けられます。原発性月経困難症は、骨盤内にこれといった病変をともなわずに認められる月経痛(下腹部痛や腰痛)をいいます。一方、続発性月経困難症は、骨盤内に何らかの病変があるために起こるものです。原因としては、子官筋腫、子宮内膜症、子宮の炎症、癒着、程度の強い子宮後屈などがあります。月経困難症の頻度は、痛みについて客観的に調べられないため、正確につかむことは非常に難しいのですが、月経時に多少でも痛みがあるものを含めると、80~90%に認められることになります。痛みが強いものは、そのうち20~40%ぐらいと考えられます。

月経困難症の症状

月経痛は、痙攣性で下腹部に最も強く、時に痛みが大腿部や背中に放散することがあります。ある報告では、痛みは下腹部痛が中心で82%、腰痛は44%にみられるということです。月経困難症にともなう全身症状は、50%以上のものにみられます。頻度順に列挙すると、以下のようになります。悪心。嘔吐(89%)、疲れやすさ(85%)、いらいら(67%)、下痢(60%)、めまい(60%)、頭痛(45%)。一般に、若年より起こり、増悪しないものは子宮の形態には異状のない機能的なもの(機能的月経困難症)が多く、症状は月経直前または月経第1日に現れます。一方、初潮後数年ないし十数年痛みのなかった人が月経痛をともなうようになるのは、子宮や卵巣などに疾患があるために起こる器質的なもの(器質的月経困難症)が多いようです。20~30歳前後の、いわゆる生殖年齢によくみられるのは子宮内膜症が多く、30歳後半以後に初発するものは、子官筋腫(特に粘膜下筋腫)が多いようです。

月経困難症の原因

月経困難症の原因については、心因説、内分泌説などいくつかの説がありますが、確定的な原因は解明されていません。最近、月経痛の原因としてプロスタグランジンという物質が有力視されています。この物質の作用で子宮が強く収縮し、子宮筋が虚血に陥った結果、月経痛が生じるといわれています。

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