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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

(85)アルコール性肝障害

酒を飲むと「酔い」の状態になりますが、この状態はやがて醒めます。これは、アルコールが水と炭酸ガスに分解されるからです。このアルコール分解を行っているのが肝臓です。アルコール性肝障害は、アルコールを含有する飲料を長期的に飲みすぎすることによって起こります。アルコールの飲みすぎによる肝障害の患者数と肝硬変による死亡率は、明らかに増加傾向を示しています。

アルコール性肝障害の症状

アルコール性肝障害の多くは、アルコール性脂肪肝→肝炎→肝硬変と進行していきます。最初の病変の脂肪肝は良性で治癒しますが、肝炎となるともはや致命的ともいえる病変で、毎日日本酒にして5合(900ml)以上の大量飲酒者に多くみられます。
(1)アルコール性脂肪肝
アルコール性肝障害の初期の病変が脂肪肝で、肝細胞内に中性脂肪が異常に蓄積して、細胞が大きく腫れ、肝臓が大きくなった状態です。毎日日本酒にして3合(540ml)以上を少なくとも5年以上飲み続けると発症します。初めのうちは特別な症状はありません。全身倦怠感、上腹部不快感、腹部膨満感など不定の症状がみられます。肝臓の機能障害は起こりません。
(2)アルコール性肝炎
毎日日本酒にして5合以上を5年以上飲み続けた場合に起こってくる状態です。かなり重症で、アルコール依存症の状態です。脂肪肝と同じような症状のほかに、上腹部の痛み、吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸症状をしばしばともないます。そのほか、発熱、肝臓の腫大、黄疸、腹水、牌臓の腫れなどが起こります。時に興奮、震え、痙攣、見当識障害(自分のいま置かれている場所、時間、環境などを認識できない)などの精神神経症状が現れます。
(3)アルコール性肝硬変
日本酒にして5合以上を10~25年以上毎日飲み続けると発症します。中年以上の男性に多くみられるもので、多くの場合、本人の知らない間に病状が進行します。肝臓はかなり高度に変化し、肝臓部を押しても自覚症状がないこともあります。比較的早く食欲不振、吐き気、嘔吐、心窩部(みぞおち部)疼痛、腹部膨満感などが起こることもあります。進行すると肝細胞不全、門脈圧克進症状が現れます。症状としては、黄疸、腹水、浮腫、出血傾向、クモ状血管腫(首、背、胸などにクモが足を広げたような赤い斑点)、手掌紅斑、女性化乳房、睾丸萎縮、インポテンツ、牌臓の腫れ、腹部表面の静脈の拡張、食道静脈瘤からの出血などがあります。食道静脈瘤からの出血、腹水、黄疸などの症状は予後不良のしるしであり、脳症状、昏睡、出血傾向、肝性口臭の持続は予後きわめて不良といえます。

さくら鍼灸整骨院
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