美容鍼灸:美容効果を目指した鍼灸。全身の不調を整えることでトラブルを解決する。痩身効果がるといわれる方法もある。
東洋医学によって内面からの美をとりもどす
現代の女性は、からだの内側からの美しさを求めている。こころとからだが健康であれば、何も手をかけなくても、若々しい美しさを保つことができる。そのためには、バランスがとれた食事や十分な睡眠よりストレスがない生活などが必要だ。しかし、なかなか理想的にはいかない。不規則で忙しい生活の結果、からだの調子が悪くなり、肌が荒れ、髪や爪につやがなくなる。そこで、東洋医学的な方法で、乱れたからだのバランスを正し、美容効果もあげようと考える女性が多くなっている。東洋医学的な治療で、五臓のはたらきをよくすると、それぞれの五臓と強くかかわっている髪や皮膚、日などが、健康的な美しさを発揮しやすくなる。鍼を使った美容鍼灸を愛好する女性も増えてきた。しわをとる、むくみをとる、ほうれい線(ほおのたるみの線)をとる、しみや目の下のくまをとるなど、さまざまな悩みを解消する。
しわひとつでも原因が違えば治療するツボも変わる
東洋医学の考え方では「顔のしわが増えた」「目の下のくまが消えない」と気になる症状は同じでも、ひとりひとりで原因は違う。原因によって、どの五臓にはたらきかければよいか、どのツボ(経穴)を治療すればよいかが決まってくる。たとえば、顔のしわの原因は腎、牌、肝のいずれかにあることが多いとされる。粗く細かなしわが多く、顔色が悪いと腎が変調し、腎精が不足している。細いしわが多く、皮膚が乾燥して顔色が白いときは牌が変調し、気と血が不足している。若いのにしわが多く、顔色が暗いしみがある、皮膚が荒れているときは、肝が変調し、肝の気と血が停滞している。腎の変調であれば関元や腎愈など、脾なら隔金、月卑金など、肝なら太衝、期門などのツボを補瀉どちらかの手技で治療する。同時に顔のしわの中や頭の百会、足の足三里などにも鍼を刺す。美容鍼灸は、顔などの皮膚が薄い部位に鍼を刺すため、必ず高い技術をもっている鍼灸師に相談する。顔に鍼を刺すだけではなく、四診によって証を決めてから、施術するところを選ぶほうがよい。顔のしわや肌のしみの原因は、肝の変調が多い。肝はストレスで弱りやすい。目の下のくまやたるみは、飲食の不摂生、や疲労で牌が弱っていることが多い。このように、トラブルの傾向を知れば、生活をどのように改善すればよいかもわかってくるだろう。
豆知識
鍼を刺してはいけない禁鍼穴といわれるツボがある。重要な内臓に近いため技術が未熟だと事故がおこりやすいツボや、妊娠中の場合に使つてはいけないツボなどである。
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