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東洋医学について

8 精と神

先天・後天の精、臓の神について

東洋医学では、人間の生命活動は、先天的なものと後天的なもの、そして精神的な働きという、多層的な要素によって支えられていると考えられています。

先天の精は、両親から受け継いだ生命力の源泉です。腎臓に蓄えられ、生殖能力、成長発育、老化といった生命現象を司ります。いわば、生命の設計図のようなもので、この先天の精が不足すると、虚弱体質や発育の遅れ、早老など、様々な問題が生じる可能性があります。

一方、後天の精は、食物を摂取し、消化吸収することで得られるエネルギーです。先天の精を補い、生命活動を維持するために不可欠なものです。後天の精が不足すると、疲労感、倦怠感、免疫力の低下などを招き、健康状態を悪化させる原因となります。

五臓は、心、肝、脾、肺、腎の五つの臓器を指し、それぞれが特定の機能を担っています。そして、それぞれの臓器には「神」と呼ばれる精神的な働きが宿ると考えられています。心神は意識や思考を司り、肝魂は胆力や決断力を司るなど、五臓と五神は密接に関連しています。

五臓と五神、先天の精と後天の精の関係

先天の精は、五臓の働きを支える土台となるエネルギーです。先天の精が不足すると、五臓の機能が低下し、それに伴い、五神も弱まってしまいます。例えば、腎気が不足すると、腰痛や冷え性、記憶力の低下などの症状が現れることがあります。

後天の精は、先天の精を補い、五臓の働きを活発にする働きがあります。十分な栄養を摂取し、規則正しい生活を送ることで、後天の精を養い、五臓の機能を高めることができます。

東洋医学では、人間は先天の精と後天の精という二つのエネルギーによって生命を維持し、五臓に宿る神が心身の働きを司ると考えられています。これらの要素がバランス良く存在することで、私たちは健康な状態を保つことができます。

東洋医学における「気」の重要性

東洋医学では、「気」が生命活動のエネルギー源として非常に重要視されます。先天の精や後天の精も、最終的には「気」という形で体内に働きかけます。気が不足したり、滞ったりすると、様々な病気を引き起こす可能性があります。

東洋医学の考え方を日常生活に取り入れることで、健康な体と心を維持することができます。例えば、バランスの取れた食事を心がけ、十分な睡眠をとる、適度な運動をする、ストレスを溜めないようにするなど、生活習慣を見直すことが大切です。

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