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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

⑩気・血・津液(しんえき)の変調①気の変調

◎気病とは

気が変調しておこる病気を気病という。気の機能そのものが弱る気虚(ききょ)と気陥(きかん)、気の運行が悪くなっておこる気滞と気逆がある。

◎気が足りない気虚と押し上げる力がなくなる気陥

気・血・津液・精は、異常をおこす(変調する)と、からだに症状が出る。どのような症状がでるかみていこう。気が変調すると、温める(温煦(おんく))・押し動かす(推動)・邪気から守る(防御)・漏れ出ないようにする(固摂(こせつ))・代謝(気化)の5つの機能が正常にはたらかなくなる。これを気病という。気病には気虚、気陥、気滞、気逆などがある。気虚とは、気が足りなくなった状態。たとえば、栄養を十分に取らないと、気を作る材料が不足してしまう。胃と脾の働きが弱くても、気がつくれない。下痢が続いたり、慢性化した病気、出産、老化、過労でも気を大量に消費する。その結果、全身の気が足りなくなる。気虚になって推動がうまくいかなくなると、全身に気がまわらないために、倦怠感や無力感が強くなるとされるまた、血を押し動かす力が弱くなるために、力がない脈となる。息切れを感じたり、懶言(らんげん)がでる場合もある。懶言とは、声が入らずに、ほそぼそと話すこと、あるいは、話すことそのものが億劫になることをいう。気が不足することで、固摂の働きが弱くなると、何もしていないのに、汗が流れ出る自汗という症状があらわれることがある。眠っているときによだれが出てしまうのも、固摂作用が働いていないからといわれる。また、気が足りないと、からだの中の内臓や津液などさまざまなものを上に押し上げる力がなくなるので、落ちてくるとされている。これを気陥という。臓器が落ちてくると、おなかが張った感じ、頻繁な尿意、下痢、脱肛、子宮脱などがあらわれるとされる。

◎気が滞る気滞と気が上昇する気逆

気が流れず、停滞した状態を気滞という。脹痛(ちょうつう)があらわれることが多い。脹痛は「張って痛い」症状のこと。食べ過ぎて、胃が張って痛いのは脹痛である。痛みが強くなったり弱くなったりし、痛む場所が移動するのが特徴だ。気滞はげっぷやおならによって症状がやわらぐ。気はからだを循環している。ところが、下におりないで、上に突き上がったままになった状態を気逆という。肺・汗・胃・では、気逆がおきやすい。肺の気が突きあがると、せきやぜんそくがでるとされる。汗の気の気逆はイライラ感、頭痛、めまいなどがあらわれ、昏倒することもある。胃の気の気逆は嘔吐、悪心、げっぷなどをおこすとされる。

◎豆知識

気はとても運動性が高く、絶えず全身を動いている。気の種類によって昇・降・出・入の4つの動きがある。昇・降・出・入の動きが失われると、生命活動が停止する。

◎気の変調でおこる症状

■気虚

気が足りなくなった状態。推動作用や固摂作用もはたらかないと、気ばかりではなく、血や心血が不足したり、潰れてしまうことになる。

倦怠感

全身に力が入らなくなることが多い。

懶言(らんげん)

ぼそぼそと喋ること。声に力が入らなくなるとされる。

 

脈が弱い

脈に触れるか触れないかの、非常に弱々しい脈になる。

自汗

何もしてないのに汗が出るようになる。

■気陥

気が足りず、臓器などを上に持ち上げておく力が働かない状態。

胃下垂

胃などの臓腑が落ちてしまうと、膨満感などがおこるとされる。

下痢

下痢をおこしやすかったり、尿の回数が増える(頻尿)のことも。

脱肛

直腸下端が外に出てしまう(落ちてしまうことも)

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