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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

(12)安静は薬でしょうか

病気やけがで治療を受けると、「安静」をとるようにいわれることがあります。確かに安静は、病気の初期や症状によっては大変重要なことで、これを守らないと病状が悪化したり、治癒が遅れたりすることも少なくありません。しかし、必要以上に安静をとることも、実は、治癒に悪影響を与えてしまうことがあります。近年、安静・不動(動かないこと)に対する生理学的、病理学的研究が進むにつれ、その害が予想以上に大きく、重篤な状態を引き起こすことが指摘されています。

不動によって起こる生理学的変化

安静の期間については、医学的に十分に検討されているとはいえません。しかし、医師は、ついつい長めの安静を指示してしまいがちです。というのは、早い時期から運動をするように指示して悪い結果になった場合、因果関係がはっきりしているので医師の責任になる可能性が高いのですが、逆に安静にしていて回復が遅れたり、合併症が出現したりした場合は、「病気だったのだからやむをえない」「けがをしたのだからしょうがない」ということで、医師の責任が問われることはあまりないからです。医師も、自分にとってリスクの少ない方法を選択しがちなのです。しかし、安静・不動の悪影響の大きさが明らかになってきたからには、今後は医師もこれまでのような無責任な態度ではいられなくなるでしょう。ところで、安静・不動は、からだにどのような影響をもたらすのでしょう。実は、からだを動かさないことによって、次のような生理学的変化が起こることが報告されています。
[基礎代謝の低下]
・カルシウムの尿への排泄増加。
・下肢の循環不全、浮腫(むくみ)の出現。血液量の低下・安静時脈拍数の低下
この報告は、健康なボランテイアの、骨盤から下肢を4~7週間ギブスで固定して調査した結果です。また、骨粗鬆症などで骨折した老人が、寝たきりになると痴呆化しやすい、という報告もあります。

膝痛と安静

患者によって病状は違いますが、どんな病気でも基本的には、できるだけからだを動かすことが大切です。このことは、肥満した中年の女性によくみられる膝痛(変形性膝関節症)の場合にもあてはまります。膝の障害の程度(重症度)や高血圧、呼吸器疾患などの合併症により、個々にはからだ(足など)の運動制限が必要になりますが、外科的治療を必要としない、日常よくみられる膝痛は、ある程度痛みが治ったところで、よく足を使う(歩行する)ようにしたほうがよいのです。整形外科では、足を強くするために、大腿四頭筋強化訓練を指導しますが、要は足をよく使うようにすることが大切なわけです。動くと始めのうちは痛みが出ますが、様子をみながら動き続けることによって、足の筋肉に力がつき、少しずつ痛みの程度が軽くなってきます。そして、足をよく使うことで再発を予防することもできます。肥満があるときは、減量してからだを動きやすくすることも必要です。さらに歩行を円滑にするには、可視総合光線療法が効果的です。可視総合光線療法は、疲れやすい足の筋肉の血液循環を改善して、痛みを軽減させて関筋の動きを良好にして歩行を楽にします。症状がなくなっても、継続的に可視総合光線療法を行うと再発予防にも効果的です。

さくら鍼灸整骨院
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