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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

⑬精の不足

◎腎精とは

腎にためられている精。精が足りなくなった部位に、すみやかに送り出される。精は飲食物から生成されて補給される。

◎精が足りなくなる原因と引き起こされる病気

精は、気・血・津液とならんで、人のからだにとってたいへん重要なものだ。人が生まれつき持っている精を先天の精、体内でつくられる精を後天の精という。精の不足でおこる病気を腎精不足という。精は脾で生成されて、腎に貯蔵されているので、腎精不足には脾と腎がかかわっている。精は発育、生殖、老化と関係していると考える。また、精が不足すると、精を貯蔵している腎の働きも弱くなる。腎は髪、歯、耳、足腰、脳と関連しているとされる。このため腎精が不足すると、子供では発育不全がみられることがある。大人では性機能が影響を受けるので、不妊症につながることがある。年をとって、毛が抜け、歯がぐらぐらし、聴力が衰えたり、膝や腰が弱まってうまく歩けないのは、精の不足といわれる。物忘れが増え、認知症にいたることもある。腎精不足は、腎の固摂機能を低下させる。精を閉じ込めておけなくなり、夢精や精通がおきるという。二便(大便と尿)も留めておけなくなり、大便や尿を漏らすようになる。妊娠している女性では、子宮をしっかり保持できなくなり流産しやすくなるといわれる。生まれつき先天の精が少ない子どもは、おねしょをしたり、小児喘息をおこすことがある。しかし、成長するにしたがって後天の精をたくさんつくれるようになれば、先天の精の不足を補えるので、症状は消えることが多い。食事をきちんととっていないと、精をつくる水穀の精微が足りなくなる。脾のはたらきが弱っても、精の生成不足になる。また、慢性的な病気、老化、性行為の不摂生でも精を大量に消耗し不足する。なお、精に関わる病気は、足りなくなる場合のみで、精が多すぎて病気になることはないとされている。

◎生殖能力をつかさどる天癸(てんさ)

ある年齢になると、女性は7年周期、男性は8年周期で生理的な変化がおこるとといわれる。女性はおよそ7x2の14歳、男性は8x2の16歳になるころ、腎中の精気は天癸をつくるという。天癸は生殖機能の成熟をうながす物質である。天癸の作用によって、女子には初経がおこり、男子は精液をつくるとされる。年をとると、腎中の精が衰えるために、性機能が減退していく。女性ではおおよそ7x7の49歳で閉経し、男性では8x7の56歳で生殖能力を失うとされる。

◎豆知識

「黄帝内経素問」によると、女性は7歳で腎の精が活発になり、14歳で天癸が充満し月経が始まる。21歳、28歳で体格は頂点に達し、35歳から白髪が出て49歳で月経は停止する。

男性では8歳で腎の精が活発になり、16歳で天癸が充満、24歳、32歳で体格が頂点に達し、40歳で脱毛が始まり、56歳で精気は欠乏するといわれる。

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