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⑭五臓六腑とは何か

◎臓象(ぞうしょう)学説とは

それぞれの臓と強く関わっている、からだの表面の特定の部位を観察すれば、五臓の健康状態を推測できると考える学説。

◎五臓と六腑は互いに関連している

東洋医学では、人体の内臓器官を五臓六腑で表現する。五臓は心・肺・脾・肝・腎、六腑は小腸、大腸・胃・胆・膀胱・三焦である。西洋医学の臓器名と似ているが、示しているものは、もっと広い。単なる臓器の名前ではなく、臓器のはたらきによって生じる、さまざまな現象も含んだ呼び方である。六腑は飲食物から栄養分を取り出す。その栄養分や大気から取り込んだ気をもとにして、五臓が気・血・津液・精という、生きていく上で欠かせない要素をつくり、貯蔵する。五臓と六腑は密接に関連し、バランスを取り合っている。また、心と小腸、肺と大腸、脾と胃、肝と胆、腎と膀胱はそれぞれ互いに対となっていて、どちらかが病気になると片方に異常がおきやすい。

◎各臓腑のはたらきと奇恒(きこう)の腑

東洋医学では、心は全身に血液を送り、精神や意識、思考を制御しているとする。肺は呼吸を行い、気をつくる。気や津液を全身に上げて行き渡らせる機能と、押し下げる機能がある。体内の水の動きも調整している。脾は消化と吸収を制御し、吸収した栄養分を全身に送る。水分の吸収と全身への輸送も行っている。また、様々なものをからだの上の方に押し上げたり、血が漏れるのを防ぐ機能もある。肝は全身の気の動きを調節しているとする。また、血をため、全身に送る血量を調節している。感情を安定させるはたらきもある。腎は精をためている。水分の貯蔵や分布、排泄を調節する。気を肺から下げて腎におさめることで、スムーズに呼吸できる。東洋医学では、口から膀胱、肛門までが1本の管になっていると考える。この管の部分が六腑で、小腸・大腸・胃・胆・膀胱・三焦をさす。口から食べ物が入り、消化し、栄養分を吸収しながら、下におろしていき、肛門と膀胱から外に出す。なお、脳、髄、骨、脈、胆、女子胞(子宮)の6つは奇恒の腑という。奇恒の腑は、機能は五臓に似るが、形態は六腑に似る。けれども、飲食物を運ぶことではなく、胆以外は他の臓腑と対になっていない。臓でも腑でもない、異なった腑とされている。五臓六腑が異常をおこすと、そこと連絡したからだの表面の部分に、特定の症状があらわれる。これを外候という。特定の部位や竅(きょう(穴のこと))にあらわれる症状から、五臓六腑の営みが正常か異常かを判断する学説を臓象学説という。

◎豆知識

「心の華は顔にあり、血脈を充たし、舌に開竅(かいきょう)する」という。心の変調は顔の色にあらわれ、血脈を満たすはたらきがあり、舌の異常で変調がわかるという意味である。

胆は飲食物の消化を助ける胆汁を貯蔵・分泌する六腑の1つに入れられる。しかし、貯蔵の機能はないという、腑の性質に反しているために、奇恒の腑ともされる。

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