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⑰五行説と五臓六腑

◎五行説とは

漢の時代に陰陽説と結びつき、陰陽五行説となった。暦をはじめ中国のさまざまな思想や民間思考の源の1つとなっている。

五行相生説(ごぎょうそうせいせつ)

五行説は古代中国で生まれた世界観だ。五臓六腑の相互関係を五行説から考える方法もあるので、基本的な概念を説明しておく。五行説では宇宙に存在する全てのものを5つの要素、木・火・土・金・水に分ける。5つの要素は互いに影響し合い、ある要素から別の要素へと循環する。自然、社会、人間のからだの状態といったあらゆるものが、五行の循環法則に従って変化する。

■木
植物が芽吹き、成長していく様子。万物が生じる春の象徴。
■火
火が燃えている様子。熱の性質。万物が成長する夏の象徴。
■土
大地を象徴。万物を育て、保護する。季節の変わり目の象徴でもあり、四季それぞれと関わる。
■金
金属のように、堅固で鋭く光り輝く性質をあらわす。収穫の季節・秋の象徴。
■水
泉から湧く水をあらわす。土中の水は万物を生み生命を育む。冬の象徴。

5つの要素それぞれが「生む、生まれる」の関係にあるとする考えを五行相生説という。木→火→土→金→水→木と循環し、それぞれの要素は次の相手を強めるように作用する。

■木生火
木と木はこすれあって火を生じ、木を足すと火の勢いが強くなる
■火生土
火が燃えると灰と土が生じる。
■土生金
土には鉱物(金属)が埋まっている。
■金生水
金属には表面に水滴が生じる。
■水生木
水は木を成長させる。

五行相克説(ごぎょうそうこくせつ)

要素と要素が対立し、抑制し合うと考える説を五行相克説という。

■木克土
木は土に根を張って栄養分を吸収するので、土に勝つ。
■土克水
土は水を吸収し流れをせきとめるので、水に勝つ。
■火克火
水は火を消すので、火に勝つ。
■火克金
火は金属を溶かし、金に勝つ。
■金克木
金属で出来た刃物は木を切り取り倒すので木に勝つ。

五臓六腑を五行説にあてはめると、肝と胆は木、心と小腸は火、脾と胃は土、肺と大腸は金、腎と膀胱は水となる。それぞれの臓腑は、相生と相克の関係をもち、治療法にも取り入れられる。たとえば、木生火であるから、肝(木)は心(火)を生む。心が弱ったら肝を助けることにより心が補強される。しかし、五臓六腑の関係や症状、治療などすべてが五行説で説明されるわけではない。

◎豆知識

五行説の木火土金水とは、人々が生活の中でいつも使う5つの素材である。五行説の創案者といわれる鄒衍(すうえん)は、王朝交代の必然性を五行相克説によって説明した。

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