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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

㉘病因② 内因

◎七情

7種類の感情である七情が過度になると病因となる。感情と臓腑には強い結びつきがあるため、感情が臓腑に影響する。

◎7つの強い感情が病気の原因となる

人生では、親しい人が亡くなったり、災害で住む家を失うなど、大きなショックを受けることがある。驚き、悲嘆にくれ、この先の人生を憂えるうちに、体調まで悪くなるのは容易に想像がつくだろう。東洋医学では、これを七情が病気を引き起こしたと考える。強い感情だけでなく、小さなストレスでも長期間にわたると、七情の病となる。ちょっとした言葉のいじめでも、毎日くりかえされれば、円形脱毛症になったり、胃に潰瘍ができることもある。人間には7種類の感情(情志)があるという。7つの感情とは、怒(怒る)、喜(喜ぶ)、悲・憂(悲しむ・憂える)、恐(恐れる)、驚(驚く)、思(思う、考える)のこと。もともとは七情はごく普通の感情の動きや反応で、からだが七情に影響されても、すぐに調節されるので病気にはならない。しかし、感情の動きがあまりに大きかったり、長時間にわたって続くと、からだが調節できる範囲を超えてしまい、何かしらの影響がでてくる。気や血の循環、それぞれの感情と深いつながりをもつ臓腑が損傷し、うまく機能しなくなってくる。

■七情
強すぎる7つの感情は五臓に影響するので変調に注意が必要となる。

■怒
気が上がる。怒りすぎると肝が変調して、気がうまく動かなくなる。肝の気は上がったままになり、一緒に血も上がってしまう。

■喜
気緩む。喜びすぎると、心が変調して心が緩み、神が宿れなくなる。精神集中ができなくなることも。

■悲・憂
気消える。悲しみすぎると、気がめぐらないため、肺が変調し、より意気消沈してしまう。やがては脾も損傷する。

■恐
気下る。恐れが強いと、腎が変調し、腎気が下に落ちる。失禁することも。脾が傷つくことも。

■驚
気乱れる。あまりに驚くと、腎が変調して気が乱れ、どうしたらよいかわからなくなり、気が動転する。

■思
気結す。考えすぎると脾が弱る。気が停滞し、心と脾を痛める。心が消耗すると、動悸や不眠、脾が弱ると食欲不振があらわれる。

◎豆知識

七情による気の変化は、現在の言葉に生きている。「怒りで気が逆上」「思い悩んで気がふさぐ」「憂い悲しんで意気消沈する」「びっくりして気が動転(乱れる)」など。実際には、七情の異常では、心や肝が影響を受けている症状が多い。心の異常による動悸や不眠、肝の変調によるイライラ感、抑うつ感などである。

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