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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

(29)変形性膝関節症

隣の内側が痛い、正座ができない、歩き始めやイスから立つときに痛い、階段の昇降時、特に降りるとき痛い―中年を週ぎると、こうした訴えが多くなります。このような症状を示す膝関節の大部分は変形性膝関節症といってよいでしょう。このような症状は肥満や過剰な労働と深い関係があり、比較的女性に多くみられます。日常生活に注意して、適切な可視総合光線療法を行うことが望まれます。

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症は、非炎症性で、軟骨の変形から始まるといわれています。しかし、この軟骨の変形がどうして始まるのか、まだ解明されていません。原因不明の一次性変形性膝関節症と炎症や外傷後、あるいは半月板や靭帯損傷などが原因で起こる二次性変形性膝関節症に分類されますが、ここでは、一次性のものについて解説します。日本人にはО脚(内反膝)が多く、膝の内側に症状があり、レントゲン写真でも膝の内側に病変が多くみられます。その上、中高年になると、関節の支持機構として重要な筋力(特に大腿四頭筋)が低下し、さらに体重も増えて膝への負担が増加します。こうしたことが、一次性変形性膝関節症の原因と考えられます。

変形性膝関節症の症状

変形性膝関節症は、従来、単なる老化現象の一つと考えられてきました。確かに、命にかかわるような重大な疾患とはいえませんが、治療をおろそかにすると、長期にわたって社会的活動および日常生活に障害をもたらします。症状は、発症のごく早期では、長く正座していると痛くなるという程度です。まれに膝窩部(膝の裏側)外側に、引っ張られるような痛みを訴えることがあります。関節の腫脹、水腫(水がたまる)も比較的早期からみられる症状の一つで、そのための腫れ感を訴えることもあります。これらの症状は、早期から起こり継続することが多く、天候の良し悪し、気温の寒暖によって影響を受けることが少なくありません。大腿四頭筋など下肢の筋力低下、筋萎縮も早期からみられ、病変が進むにつれて著しくなってきます。しだいに、歩行時痛、歩き始めや階段の昇降時痛(特に降りるとき)、坐位から立ち上がるときの痛みを訴えるようになります。病変の進んだ症例では、正座不能、膝が完全に伸びにくくなる、また曲がりも十分でなくなるなども一般的な症状の一つです。また、内反膝(О脚)を起こすものが多く、痛みはしだいに膝の内側に限って現れるようになり、歩行時の痛みが著しくなります。

変形性膝関節症の治療

変形性膝関節症は寒冷時にさらに悪化します。したがって、急性期には安静を保つとともに、冬期の長時間にわたる外出を避け、保温に留意することが必要です。また、長時間立ったままでいたり、凹凸の多い道の歩行、階段の昇降などは極力控えます。肥満は、本症の発生やさらに悪化させる原因の一つです。肥満は膝に大きな負担をかけ、日常生活のあらゆる動作に影響を与えます。減量は計画的に行い、できるだけ標準体重に近づける必要があります。減量するだけで疼痛が著しく軽減し、正座が可能になったという症例もあります。変形性膝関節症には、大腿四頭筋の萎縮、筋力低下の明らかな症例が多くみられます。こうした例では、機能訓練を行うことによって、大腿四頭筋を強化することが重要になります。訓練の方法には、運動や高いイスに腰かけ、膝を伸ばしたまま下肢全体を引き上げる、垂らした下腿をよく動かす、足首に砂袋などおもり(男性で約3~4kg、女性で約2kg)を巻きつけてこれを持ち上げるようにするなどの運動があります。ただし、症状が進行していて膝が完全に伸びず曲がりも不十分な状態ではかえって筋肉に負担がかかり、痛みの原因となり、関節症を強めます。また、膝蓋骨と大腿顆部との関節―膝蓋大腿関節の関節症の場合には、機能訓練が関節症を強める結果になりますので控えるようにします。入浴は、一般に痛みを和らげるために、比較的長い時間になりがちですが、入浴後に痛みが増強する場合がありますので、長時間の入浴は避けるようにします。

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